2008年 05月 10日
新・標準・・?
私の常用域のレンズでは(専ら<ZD11-22mm>)、フォーサーズシステムの被写界深度は想像以上に深く、絞りというものを意識してもあまり意味がないケースが多いことを知りました。そんなこともあり、何時しか「P」位置がデフォルトとなり、「M」はともかくも、それまで最も愛用していた「A」は殆ど使わなくなってしまいました。
今、敢えて「A=絞り優先AE」モードに合せるのは、<ZD50mm>を絞り開放付近で使う場合や、アダプターで旧OMレンズを付けて使う場合くらいに限られます。もちろん、常に「A=絞り優先AE」のまま使用してもいいのですが、そうしないのは、未だに「絞りとはレンズについているモノ」という観念が頭から離れない身としては、ファインダーや液晶で“現状確認”を忘れてしまう場合が多く、そんなことなら「P」でいいか・・という実に安易で消極的な理由です。もちろん、モードの切換が面倒なこともあるでしょう。
そんな中、先だってから、<ZD25mm>で「A=絞り優先AE」で使用するケースが増えていることに気付いています。
25mmという焦点距離、しかも2.8というF値のもたらす被写界深度という現実では、35mm版での標準レンズとは、感覚が全く違うことは容易く予想できました。果して・・もちろん、想像通りのシーンは少なくありませんが、意外に寄れるレンズなので、絞りを開けると背景がほどよく綺麗にボケてくれることに気が付いたのです。
尤も、「A=絞り優先AE」を使用するといっても、絞りの位置は多くが開放です。25mmレンズの被写界深度なら、余程の意図がない限り、これ以上絞る必要はなく、むしろ、浅めの絞りで撮った方が立体感の感じられるイメージが得られるものです。もちろん、これでもう一段でも明るいレンズならば、絞りはより効果的に活かせるでしょうが。
お気に入りのスパニッシュレストラン『Pablo』にて。
このレンズは、こんな場面でも重宝することを痛感しています。
>絞りとはレンズについているモノ」という観念が頭から離れない身として<
>単焦点っm<
とってもよくわかりながら、今の私は、楽な方に進んでいます。。。
さすがに単焦点、絞りにも注意を向ける余裕が生まれるのです。
、、、他にする事もない、、、というのもありますが(^^;
寄れますね、確かに。
先だっても柄にもなく花を撮ったりしました。
確かに最短撮影距離があまり短くない<22mm F3.5>ではボケませんよね。
また、あのレンズを入手したのは14mmという焦点距離に一番意識がありましたから。
単焦点は、ゴタゴタしている間に自分の躯を動かしますし、
そもそも距離感覚というモノが完全に自分のモノとなっているので、
絞りということも頭に連動させ易いのだと思います。
ま、フォーサーズは絞ることなんてまずありませんけどね。