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鞄の中身 かばん の なかみ : 出かける時は、どうも手ぶらじゃダメ…そんな私の鞄には…?

ちょっとビビりました・・

お午前、昼食に何か買ってこようと出かけた際、ふと気になったモノを2、3撮影し、歩き始めると、「あれ?」何故か真っ直ぐに歩けません。そんな極端な状態ではないのだけど、気を抜いているとどんどん左の方へと傾いていく感じ。そういえば、この数日肩凝りがひどく、左後頭部が重い状態が続いていました。左手も少し痺れた感じがします。
健康診断は受けない、医者にはまず行かないというのを処世訓のようにしている私なのですが、さすがに気持悪くなって即座に近所の医者へ行きました。「これは間違いなく頭の血管が数本いったな」と半ば覚悟を決めて。



木曜日は午後から休診だったのですが、無理をいって飛込んで、血圧等を測ってもらった(これも数年に一度測ればいい方でしょうか)ところ、私の今までの数少ない統計値より僅かに高いだけ(上=130・下=57)。ただ要検査ということで、紹介状を書いてもらい、緊急患者として市民病院まで。何だかとんでもなくエラいことになって来ました。
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病院に着くなり、ベッドに寝かされ、訳の分らない道具が次々と飛び出してきます。病院に無縁に近い私には、殆ど全てが未知のことばかりで、それだけで心臓ドキドキモノです。こんな状態でいいのかな、と感じたのですが、いきなり、
「まず血圧を測りますね」
「いや、さっき測ってもらいまして、上が・・」といいかけると、
「いえいえ、こちらでも念の為に測ります」
仕方がないので観念すると、
「上が158で下が70ですね」
さっき看てもらった医院の先生はやぶ医者だったのか、と一瞬疑ってしまいました(ごめんなさい)。

それから、矢継ぎ早に採血やら点滴やら・・そして「MRI」とかいうモノにかかることになりました。まぁ、それは止むを得ないないと思いましたが、何よりも閉口したのは、散々自分で歩けることを主張したのに、ベッドから下ろして貰えずに、そのままの状態で運ばれたことです。運んでくれた看護婦さんは美人で優しかったけど、だから余計に不甲斐ない訳です。少なくとも自分の中ではドラマの中での出来事か、他人事でしかありませんでした。
それでも軽口を叩きながら運ばれていると、途中で「MRI」とやらの説明をしてくれて、フンフンと適当に相槌を打っていると
「きっと今夜は入院ということになると思います」
「へ?」
この時点で、頭の血管数本は切れたと観念してはいましたが、もちろん、これを聞いてはとても平静ではいられません。「いやいや、きっと検査をするのにここに縛り付けて置きたいだけだ」とタカを括ったモノの「今夜はビールが呑めない」と。

「MRI」はまさに頭の監獄みたいなもので、うるさいのなんの・・貸してくれたヘッドフォンからはエンヤの曲が流れていましたが、すぐにかき消されてしまいました。それでも心頭を滅却し、「ドンドンドン」という騒音を木魚を聴くつもりで静かに数えて待ちました。その甲斐あってか、15分という時間の割には、感覚的にはずっと早く終了。しかし「入院」という言葉は頭から離れません。

再び、最初の部屋に戻され、その後も何度も脈拍を測ってくれるものの、数値は高いままです。
「やっぱりさっきの先生はヤブで計測間違いだったんだ(再びごめんなさい!)。この数年間で血圧が30ほども上り、だから脳の血管がプツッと行ったんだな」と私の予想はますます裏付けられていく気がしました。MRIの結果が出てくるまで心電図を測られたり、脈拍を測られたり・・
「誕生日が済んだところなのに、とんだことになったなぁ」そう思いながら、入れ替り立ち代り面倒をみてくれる看護婦さん相手に馬鹿話をしていると、ようやく環境に慣れてきたのでしょうか、
「やっぱり、きっとこれが正常の値ですね。血圧、130の60です」
「あ、そうです、そうです」結局私は今までずっとビビりまくっていたということになります。と同時に、血圧なんて状況によって50程度はすぐに上るんだということが分りました。イライラしてコメカミがピリピリする時などは、きっと200くらいの血圧になっているんだろうと。

果して、「MRI」の結果は何等心配なし。綺麗な頭ですと誉められたくらいです。
じゃあどうしてあんなことになったの?ということになりますが、肩凝りから来ているだろうという程度しか分らないので、また別の科の外来でお越しください、ということで、何とか家に帰して貰ったところです。要するに、原因追求するまで気は抜けない訳です。
これに懲りて定期検診を受けようとまでは思いませんが、来週くらいは外来で他の検査に行ってみようと思っています。そして、やっぱりこれは誕生日を過ぎたからこそ起ったことであり、自分で考えるほど無茶が効かない年齢になっているのは認めざるを得ないと感じました。

さすがにヘトヘトに疲れました。そんな訳で今日は音楽なしです(残念ながらエンヤは持ってませんので)。指の痺れが残っていないかとテストも兼ねて書いてみましたが、もう大丈夫なようです。
思うに、ひっくり返る前に、現担ぎに撮ったこれが良かったんですよ、きっと。
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Commented by chinpike at 2007-01-11 21:46
いやあ気をつけた方がいいですよ。
私も無頓着ではいられない年齢になってしまったので、
最近特に気をつけてます。
いままで運動でもかなり無茶してきましたが、最近ちょっと
怖くて。
そろそろ気をつけろっていうサインでしょうね。
Commented by yy2828yy at 2007-01-11 22:05
chinpikeさん、ありがとうございます。
結末がこんな程度でしたから、多少笑いながら話せる訳ですが、笑いは幾分ブラックなモノになってしまう・・確かにそんな年齢です。
躯の老いの問題もありますが、どうもこの一年ほどアタマが切れそうな思いをたくさんしたので、そんな精神的な要因もあるんではないかと思っています。
ちょっとだけ勉強になりました(すぐ忘れるかもしれませんが)。
Commented by shiho at 2007-01-11 23:01 x
あけましておめでとうございます。
新年初にお邪魔した記事に
入院の文字があるだなんて驚きました^^;
大変な一日だったのですね。
私も肩こり症のうえ,普段ほとんどデスクワークで運動不足・・・
昔から頭痛持ちなので
頭の健康ってちょっと気になります・・・
とはいえ,健康診断も怖くて受けてないんですけどね^^;
何事もなくて本当によかったです。
年の始めに健康が確認できて,いい一年になりそうですよね^^
私は昨年から引きずってきた風邪がようやく一段落して
今日がブログ始めとなりました^^
今年もよろしくお願いします。
Commented by M2_pict at 2007-01-11 23:26
ここはやはりPHOENIXばりに復活!といきましょう(笑

ばかな話ですが、ほんの数年前までは「太く短く」か「細く長く」かで迷う時がありました。気がつけば迷ってる暇がなくなってるし(笑

で、今日一日くらいは「休肝日」にしたのでしょう?(^^
Commented by yy2828yy at 2007-01-11 23:40
shihoさん、お久しぶりです。
法事を終えられて、お疲れが出たのだな、と少し心配しておりましたが、安心しました。
すみません。こちらは、笑い話のつもりで書いたのに、ちょっとした騒ぎになってしまって反省しております。
一応、出来る限りは連日更新を心がけておりますので、更新されている以上は元気にしているということで・・
お力添えをいただいたので、大丈夫だと自信を強めております。
ありがとうございました。
Commented by yy2828yy at 2007-01-11 23:45
M2さん、
いや、あの・・昼食はそんな訳で、食べているどころではなく、帰ってきたらさすがにお腹が空きました。
で、その・・クリームシチューなんぞを食したのですが、これにはワインがいいだろうと、ちょっとだけ。
だって、肝臓の話はされませんでしたし・・
ホントに大丈夫だったのか、テストも込めてですから、ほんの2杯程度です。
こうしてれば、「図太く長く」になれるんじゃないかと・・無理かな?
Commented by いめーじはうす6 at 2007-01-12 12:38 x
こんにちは。大変でしたね。
私は毎年健康診断を受けてますが、それでも40歳すぎてから、あれやこれやで2度も入院しました。今も3ヶ月に1回通院しています。40前までは、病気らしい病気なんてしたことなかったんですけどねえ・・・。
まあ、何事もなくて何よりです。
Commented by yy2828yy at 2007-01-12 20:12
いめーじはうす6さん、
ありがとうございます。確かに全くの初体験でありましたので、その点では大変でした。
「健康診断なんて受けても同じ。病気になる時はなるの!」とは私がいいがちなことなのですが、ただ、変に依怙地になることによって、誰しもが当り前に持っている「自己防衛(特に予防)」ということに目を背けてしまっていては意味がありません。健康診断を受けないのなら、せめてはおかしいと思えばすぐに医者へいく・・そんなことを今回少しだけ学んだ気がします。
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by yy2828yy | 2007-01-11 21:33 | "Pond of Sighs" | Comments(8)