鞄の中身 かばん の なかみ : 出かける時は、どうも手ぶらじゃダメ…そんな私の鞄には…?

聖なる夜を前に・・

いよいよクリスマスへのカウントダウンの時を迎えたといえるでしょう。学校も明日までで冬休みに入るとか。実際にカウントダウンをするようなアホらしいことはしませんが、いくつになってもこの時期が嬉しくて仕方がない私です。
ミッション系の学校に在学したという以外は、世間の多くの人々と同様に何等キリスト教に関係のない私が、クリスマスだけを喜ぶというのには些かの後ろめたさはあります。嗤われても返す言葉がないので、自嘲的に開き直っているところもなきにしもあらずです。この期に及んで、こんないい訳みたいなことをまだ続けないといけないのか、と逆ギレしたい気持も傍らにはありますが。



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E-500/ ZD11-22mm 1:2.8-3.5


クリスマスに関する私の素性がどうであれ、個人的には、昔からの一つの習慣ともいえるもので、だからこそ、お盆やら敗戦記念日などよりもなくてはならない日となってしまっている訳です。ところがよくよく考えてみれば、だからといって25日でなければならないことは少しもないようです。
いわばクリスマス(というよりこの時期)は、我々日本人にとっては未だに最大イベントであろう元旦という日を迎える前の一定期間がいよいよ始まるという、いわば前夜祭のようなものとして捉えられているのだという気がします。いわば便乗です。それなら、飽くまで年末で20日以降であることは肝要ですが、20日でも27日でも構わないかも知れません。

ところで、このことの由来になるのかどうかは分りませんが、江戸時代の侍(お役人)は、御用納めがちょうど25日頃でした。そして今でいう忘年会を、その日から大晦日までぶっ通しで行なったという記録もあるそうです。尤も、この時代の忘年会とは「その年を忘れる会」なのではなく、「お互いの年(歳)を忘れ、飲み語る会」という意味で、無礼講の要素を持っていました。[=『忘年会』(園田英弘)より]封建時代ならではの産物という感じがしますね。(飲み続けというのにはすこし魅力がありますが)これでは自他ともに認める酒好きの私でも、いや、だからこそ御免被りたいという気持になります。

もう10年ほども前になるでしょうか、前衛陶芸の故・鈴木治氏から、初期の『クリスマス』という作品について「戦後しばらくしてのクリスマスは、今よりもずっと賑やかやってね・・」と聞いたことがあります。「もちろん今みたいにモノも電飾も少なかったけど、なんか嬉しゅうて騒いでたなぁ」・・
戦後の方から私たちが受け継いだ“舶来への憧れ”という言葉は今や殆ど死語でもありましょう。この歳になって、敢えてクリスマスを意識して語り続けていること自体、そんな私自身が“気合いを入れて喜んでいる”風になってしまっているのかも知れません。半ば一年の流れの中に組込まれ埋没してしまっているその存在を不安に感じているのでしょうか。もちろん、街からはクリスマス前からの賑い自体はなくなりはしないでしょうが、ソワソワ、ワクワクする感じそのモノの耀きが失せるのはとても哀しく怖いことです。

とまれ、ここから数日間、クリスマスを思わせるようなイメージを出来るだけアップしていこうと目論んでおります。どうぞ雰囲気だけでも・・
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Commented by 九尾 at 2006-12-21 22:00 x
こんばんは
元旦の前夜祭、確かに言い得て妙ですね。我々日本人はどうも、面白いモノ、いいモノであればそれの出自など些末な事だという考え方をするのかもしれません。

二枚の写真から、ふとクリスマスの二面性と言うことを思いました。宗教的な祝い事なのか、子供も大人も楽しむイベントなのか、果たして日本のそれはどちらなのでしょう?
Commented by yy2828yy at 2006-12-21 22:20
九尾さん、いらっしゃいませ。
難しい問いかけをしていただきましたが、私にもよく分りません。
ただ、日本の歌で「お祭」や「正月」などに関するモノはそんなにありませんが、「クリスマス」のなんと多いこと。そして今や殆ど降りはしない“クリスマスの雪”が違和感なく歌詞に出来る・・結局日本人はまず雰囲気と情緒なんですね。
掲載したイメージはバルセロナでの光景ですが、敬虔な教徒が多いところです。賑わってはいますが、日本のそれとは少し違います。
Commented by M2_pict at 2006-12-21 22:51
クリスマスって、野郎どもが集う日じゃなかったんでしたっけ?(笑
すみません、そんなのが記憶の大半を占めておりますm(_ _

数年前、イタリアへ行った時はOM-1と28F2.8だけを持って
それなりに撮影もしたのですが、、、あのフィルムはどこへ?(笑
Commented by yy2828yy at 2006-12-21 23:06
M2さん、こんばんは。
クリスマスは野郎の背中をさすってやるような日・・だったことが一度あります。
あのフィルム・・前もそんなことを仰ってませんでした?
・・いや、私も同じようなものであります。
また、機会あれば(是非見つけ出して)お見せくださいな。
そうそう、寺尾聰氏の『Re-Cool Reflections』、昨夜届きました。
いいですよ。
Commented by M2_pict at 2006-12-22 00:07
連投(&予告)失礼します。
先日僅かばかりのポジから焼いたPhotoCDが一枚出てきましたので
週末はソレの中から数枚出してみようと思っています。
Commented by yy2828yy at 2006-12-22 03:44
M2さん、ほほぉ、それは楽しみです。お待ちしております。
お知らせいただき、ありがとうございました。
どんな写真なのかなぁ。私もそろそろなんとかしないと・・
by yy2828yy | 2006-12-21 19:49 | ヒト・モノ考 | Comments(6)