2019年 01月 18日
F2、1/8
出勤時にはまだ薄暗いという方も少なくないでしょう。
ただ、私はこんな時間帯が好きなようで、むしろ日中よりも魅力を感じることが多々あります。
とまれ、絶対的な陽の光がないということは、微かな光でも主役たり得るとはいえるでしょう。
そして、実際にそんな光を頼りにして活動しているのであります。
日常の取るに足りないことに眼を向けた事実を残すのが自身にとっての撮影の大きな意義だとすれば、これらの時間帯のものがもっとあって然るべきですが、様々な制約に阻まれ...つくづく己の未熟を思い知るばかりです。
ことあるごとに、毛嫌いしている高感度フィルムも適材適所で活用すれば...と至極当然のことを考えます。
まさに現実的、かつ必要に迫られた選択が自身の、否、愛する機材のポテンシャルを拡げるだろうことはもちろん分っているつもりです。
それでも常用を躊躇ってきたのは、日中での使用を想うからに尽きますが、これだけ機材が増えた今、最早積極的にやらない手はないでしょう。
出かける際、単にカメラやレンズだけでなく、装填しているフィルムも加味して選ぶのであります。
自身が安全圏の限度とする「F2開放、1/8」...この惰性と慣性による呪縛から解き放たれるのも時には必要なのかもしれません。
開放 1/8 FUJICOLOR100 記録用