最早効率的な実用性よりも自らによる操作感を求めているからでしょう。
そして、いったん手動に戻れば、自動化...とりわけ自動巻上機構が如何にカメラを無粋にし、肥大化させたかを改めて知ることができるはずです。
以上はまさに私の嗜好を示すものでもあり、自ずと興味を持つのはAFやワインダー内蔵以前のカメラにほぼ限定されております...
...と、自身の立ち位置を改めて表するようなことをしながら、ここのところご覧いただいているイメージは、他ならぬワインダー内蔵機によるものなのですから、なんとも締まらない話とすべきところでしょう。
それでも、今回は敢えて苦しいイイワケをお聞きいただきたく...いや、恐らく「同病の同志」なら頷いていただけると思うのですが。
既に初めてご紹介した折に本音を吐いたように、実際のところ、もともと欲しくて手に入れた<167MT>ではありません。
全てはただアイカップのためだったのです。
「カメラが増えれば、その台数分のアイカップが必要」が半ば自身にとっての常識になると、程なく「逸早く揃えなければ」が強迫観念として宿るようになります。
この春以降、サザッと増えて5台を超えるに至ったCONTAX一眼レフ。
しかし、それぞれにアイカップを用意することが現状如何に困難かはお分りいただけるでしょう。
「アイカップ」「視度」のキーワードで某オークションをチェックするのが既に日課となっている私ですが、ヒットしないものに臨むことはできません。
ところが、単品で探してもなかなか見つからないアタッチメントが「ジャンク品」と示される本体に無造作にくっ付いていることはままあって、実はこの方がアクセサリー単体での出品より競り合うことなく、しかも安価に落札できたりするのは知る人ぞ知る実情です。
かくなるルートを経て、アイカップ付<167MT>が「生姜焼定食」程度でわが手許にやってきたのであります。
因みにアイカップ相場の凡そ半値ですね。
一方、オマケというべく<167MT>本体は、しかし、なかなか綺麗な外観でした。
これではさすがに欲もでてくるというもので、身近に転がっている単4の電池をそそくさと装填してみたら...
...液晶パネルが点灯!と思いきやすぐに消灯、スイッチを入れ直してももう点灯はせず。
それでも何故か「必ず動く」と確信してしまった私は、バッテリーホルダーの接点付近をアルコールで清掃、電池を新品に交換したところ...ビンゴ!
見事復活したではないですか。
レンズを取り付けても、いわゆるミラーズレもなく作動良好で、また1台増えてしまったというのが、実は運の尽きだったのかも知れません。
こうなってしまうと一気に情も移りますから。
案の定、ほどなくワインダー内蔵機にありがちな、このカメラの横長に間の抜けたスタイリングが気になり始めた私。
「使う以上はカッコよく使いたい」なんて、単なる病人の戯言です。
しかし、もう止まりません。
ほどなく、単三用のバッテリーホルダー<P-5>というのがあることが判明。
底部をそっくり交換するのでさほど大仰にならないままでスタイリングの問題は緩和できそうです。
知った以上は当然ながら取り付けてあげたくなるもの。
それにアイカップと視度補正レンズも取り付けてあげないといけません。
あ、スクリーンも交換式、ん、<S2>と互換があるって?
はい、知っています...まさに泥濘、藻掻いているって。
いや、でも、何故かこのカメラは他に較べて不人気で、<P-5>とアイカップを求めて新たに投じた総額「コロッケ定食」程度で、あっという間に相次いで2台も加わってしまったという顛末であります。
以上、今回はイイワケに終始しましたが、実際に使ってみた<167MT>そのもののついては、また項を改めて詳しくお話するつもりです。

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