2018年 08月 12日
送料...
想いを巡らせることしばし...なんとサクラの頃に<FUJI RDP III>を装填した場面が蘇りました。
幸か不幸か、カウンターは「9」だったので、ソソクサと撮り終え「Nカメラ店」に持ち込んだのであります。
全く感心できることではないにしても、私としてもここまでは何時もとさほど変わらぬ気持でおりました。
ところが、ところが...。
ご主人が仰ったのは、もうフジのサービスマンによるフィルム回収がなくなったので、必要な折には各店で東京まで送らなければならなくなった、という唖然とする話でした。
ついては、別途送料が必要となり、これまでの倍ほどの費用がかかるとのこと。
こんな状態だから他のお店があれば、そちらへ依頼される方がいいけれど、「カツミ堂」がダメらしいから神戸の写真屋さんはみんな同じ状況でしょうね、と申し訳なさそうでした。
なおも、ひょっとしたら「ナニワカメラ」なら...ともいって下さいましたが、フィルム1本のためにこのクソ暑い中ウロウロするなんてバカバカしいので、初志貫徹、そのままご主人にお願いした次第です。
開放 1/300 FUJI RDPIII
「盆の中休み」ではないですが、本日一日だけ開店していた「Nカメラ店」で受け取ってきましたが、〆て1,700円。
100円以下の端数を切り捨てていただいていますが、キッチリ送料相当分が加算されているようです。
つくづく、大変な時代になってしまいました。
それでもまだこれくらいで済んでいるなら良しとすべきなのかも知れませんが、KodakによるEktachrome復活への希望も一気に萎んでしまいますね。
でも、「様子によってはモノクロ復活も...」なんて、少し前に報じられた話は言語道断。
最早フジは残ったポジとネガカラーを死守するのが精一杯であり、いったん引っ込めたモノに半端なスケベ根性をチラつかせている余裕などないはずです。
「アブハチとらず」は困りますから、むしろモノクロはアッサリと忘れてしまって下さい。
f4 1/300 FUJI RDPIII
私は量販店(小さいお店は壊滅です)に出していますが、それもいつまでもは無いと思っていますが、、、。
今、まさに「写真道楽」という成句がピッタリの時代ということだと思います。
やはり、ポジを使う人はかなりレアだということでしょうね。
少し前からネット上で現像を取り扱うところが目立つようになりました。
その裏ではこういう状態がどんどん進んでいたのですね。
とにかく、フィルム代、現像代ともにポジはかなり厳しいところに来ました。
道楽...
私よりも上の年代はまさにそうだったのでしょう。
当り前の時代となってから写真を始め、湯水のように(とまではいきませんが)フィルムを消費してきた身には大事です。
でも、もっとフィルム1カットに身を削るような想いで対するのは悪くないとも考えます。