2018年 08月 02日
敢えての定石外し
暑いのなんて10月まで続くと諦めているので、ちょっとした気温の上下に対する世間の一喜一憂を共有することなどできません。
ただ一人して鬱々としながらも、冬までの日が少しだけ近づいたと開き直ることにしております。
クーラーの効いた部屋で引き篭もるのを基本としてはおりますが、傍にあるカメラたちを見遣れば、相応にジレンマに陥るものです。
とりわけ<Planar50mmF1.4>には、本格的に馴染み出した頃でもあります。
ところで、このレンズで最初に悩んだのはフードのことでした。
もちろん、天下の名レンズですから、なかなか見つからなんてワケはなく、それこそ「泣く子も黙る定番」があります。
「Nカメラ店」のご主人からも「カッコいいですよ。ウチにもいくつかありますから...」と幾度かお誘いを受けました。
きっと立派さと効果を両立させた「マスト」なのでしょう。
しかし、それでも私にはどうしてもピンときませんでした。
理由は大仰だということに尽きるでしょうか。
フードフェチを自認するつもりですが、あまり大仰なのはイヤなのです。
名もないようなメーカーによる、汎用メタルフードで、ほとんどストレートのタイプです。
でも、その分画角を考えれば、かなりギリギリに光をカットできそうに思いました。
大きなフードで周辺をもカバーするようにした方が遮光効果が高いそうなのですが、敢えて私は小さいところからギリギリを探る方を採ります。
結果はこれまでもご覧いただいた通り、なんとか上手くいっているというのが実感です。