2018年 03月 27日
私の網膜
こんなホラーは想像だけの世界としたいところですが、まぁ、だからこそ1本の24枚撮フィルムを三ヶ月も持て余すようなことになってしまうわけです。
一方、並行して使っていたうちの一台<Retina II>なら、フィルム装填から撮り切るまで一ヶ月もかからなかったりします。
自虐ネタにかまけて現像済みのフィルムを保管したままでしたが、今回はちょっと合いの手というか、<L-3>の望遠による重々しいのばかりもどうかと思い、<Retina II>による一枚でもご覧いただくことにした次第です。
実はこの<Retina II>、登場は2年以上ぶりになります。
昨年の秋に使おうとフィルムを装填、一コマ目まで送ろうとしたら...「あれ?レリーズできない!!」
手許のカメラがトラブルに見舞われるなんて、いうまでもなく一大事ですが、とりわけ<Retina II>は最愛のうちの一台、重大さが違います。
数ヶ月悩んだ挙句、自身では解決できないと判断しました。
春を迎えるに際し「Nカメラ店」のビョーキ仲間K氏に相談したところ、難なく治して返してくださったというわけです。
いわば病み上がりの試運転のつもりもあって、これまた24枚撮にて臨みましたが、確たる使用感でフィルム1本を終えることができ、私もスッキリしたのでした。
凡そ現代の自動からは程遠いけれど、なんの掛け値もなしに「使い勝手は最上の部類にある」といえるのが、なんだかとても嬉しいです。
そして<Ektar47mm F2>の描写に、私はつくづく瞠目してはにんまり...を繰り返すのであります。
開放 1/250 FUJICOLOR100 記録用