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鞄の中身 かばん の なかみ : 出かける時は、どうも手ぶらじゃダメ…そんな私の鞄には…?

Hydrangea

先週末、ブローニー判の<RDP III>が1本、なんと冷蔵庫の調味料入(プラスティックの箱)に紛れ込んでいるのを発見してしまいました。
いや、5本入の箱に1本だけ残っているのは覚えていたつもりでしたが、いつの間にか見なくなったため、怪訝に思いながらも諦めたのです。
ところが...原因は昨夏末に冷蔵庫を買い換えたことにありました。
家人が中身の入れ換えをした際、場所だけをとっている箱を始末し中身だけを残したのであります。
ところが、箱のことしか頭にない私は迂闊にも気付かなかったわけです。
事態を把握した時の私は、冷蔵庫が換わったことや、自身の迂闊さよりも、もっと遥かに大きな原因に対して「チェッ!」と思わず舌打ちをせずにはいられなかったのですが、それ以上は辛うじて自重...。
とまれ、冷蔵庫の中とはいえ、期限切からほぼ1年が経っています。
一気に撮りきるべく、翌朝近所の紫陽花スポットを訪れたのでした。
相棒は<MICROCORD>。
ちょうど薄曇りの天候も「Made in England」に相応しく思えたのです。
Hydrangea_e0101258_15273289.jpg




Hydrangea_e0101258_22233047.jpg
MICROCORD/ Ross Xpres 77.5mm 1:3.5
開放 1/300 FUJI RDPIII

とりわけ写欲が湧くシーンというのはなかったものの、いざ撮り始めると12枚などあっという間。
実は、少し前にカード型のフレネルレンズを加工して取り付けたのですが、これが頗る快調だったせいもあるでしょうか。
ご参考までに、私が入手したのはVixenの「ステーショナリールーペ」という読書時に不便を感じる方が使用する携帯用のシートルーペです。
これを適したサイズにカットしてファインダースリガラスに乗っけるだけ。
これだけのことで焦点合せがかなり楽になり、跳ね上げ式ピントルーペのお世話にならなくても済むケースがグッと増えるはずです。
機種によっては軽く固定でき、また装着したままでファインダーフードの開閉もできます。
簡単かつ安価(¥130 = amazon)なカスタムとしてお薦めです。

かくして、わずか10分少々で撮り終えたフィルムをすぐに「Nカメラ店」へと。
日曜の夕刻前、店内はビョーキの人たちで大賑わいでしたが、これがいけなかったのかもしれません。
凡そ20分ほど経った時、ご主人が「さっきのフィルム、なんでした?」と。
現像済みと思しきフィルムをその手に見た瞬間、「シマッた!」と事態を察しました。
ビョーキの人たちで混雑するあまり、ご主人はあろうことか私の渡した<RDPIII>を何時ものネガのつもりで自店処理してしまったのであります。
哀れ<RDPIII>は、果してグリーン系ベースのネガといった風の仕上りに...。
見ようによっては、これも面白いともいえましょうが...。
帰宅後、念のためスキャナーにかけ、あれこれ設定を変えてみる中で「モノクロフィルム」で取り込んだら、何とそれらしいカラーイメージが得られたではないですか!
理屈はよく判らないのですが、取り敢えずは、まぁご覧ください。
色彩はともかく、写りはやっぱり<Ross Xpres>ですね。
Hydrangea_e0101258_22233622.jpg
MICROCORD/ Ross Xpres 77.5mm 1:3.5
開放 1/300 FUJI RDPIII
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by yy2828yy | 2017-06-20 22:33 | Film | Comments(0)