鞄の中身 かばん の なかみ : 出かける時は、どうも手ぶらじゃダメ…そんな私の鞄には…?

(新たな)出番待ち

知らない間に増えるカメラ...否、本人が気付かぬわけはなく、正確にはカウントをしていなかったのであり、数値というモノの持つ現実的な意味を蔑ろにしてきたばかりに、置き場所に困る状態に陥って久しいというのが実際でしょう。
「欲しいモノは一定揃ったし、もう増やさない!」
と折に触れてする決意も、この世に産み出されてきたカメラの種類と数について、己がその場凌ぎで重ねてきた知識がまだまだ浅はかだということを示しているだけなのです。
かくして、数多の反省と決意を裏切るが如く、カメラの数は増え続けます。
そんな私のいわば「過ち」については、相応に詳細なご報告をしてきた一方で、それに至らぬままに保管されているモノも相応の数になりました。
機種紹介を撮影結果と合わせるのを基本としているせいが多分にありますが、身の程を弁えぬ数を所持している証として恥じねばならぬところでしょう...
...という長い前触れはさておき、と。
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1954年に瑞穂製作所の第一号機として登場した<NEOCA35 1S>です。
「少しチャチな感じの中になんともいえぬ上品さが漂う」
というのが私の第一印象でした。
レンズはF3.5の45cm、最高シャッター速度も1/300と、感度100のフィルムすら危ない今となっては、自ずと使い方も限られましょう。
ノブ式の巻上、シャッターのセットはレンズ側のレバー...は、否が応にも使用者にオットリとした操作を要求しそうです。
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それでも、私の肯定的な第一印象は変わりませんでした。
加えて、このカメラには見た目だけではないとんでもない魅力が秘められていたのです。
画像からレンズ鏡胴距離環の目盛はお分かりになるでしょうか。
なんと、最短撮影距離の目盛には「1.7ft」の文字、しかもファインダー二重像もしっかりと合致するのであります。
この手のカメラで鏡胴をこれだけ繰り出せる例はまずなく、パララックス補正などないとはいえ、近付けることに大きな意義を感じるのです。

ご覧のとおり、程度は「中の上」といったところですが、フードやフィルターが付属した状態でやってきました。
レンズ内部に少し発生していたカビは無事除去完了、作動も確かなようなので、後はデビューならぬテスト撮影に持ち出されるのを待つばかりです。
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Commented by M2_pict at 2015-10-18 10:46
冒頭のくだりは耳に痛いところですが、まぁさて置き(^^;
これはまた格好の良いカメラですね。
1/300のSSは確かに厳しいものを感じますが、そこを勘案しつつ、、、お釈迦さまになんとやらですね。

未だ分解の覚悟が決まらずお飾りになっているウチのSIX RIIBですが、シャッターは元気なので、レンズにあるシャッターを倒しては空シャッターだけ楽しんでいます。
このまったりとした作法、意外と好きなんです(^^
Commented by tact1215 at 2015-10-18 20:48
いやぁ、あるものですね。
触れて、持っていたくなるカメラがまだまだたくさん。
yy2828yyさんの所にくると、物欲が高まりすぎて
困ってしまいますw
Commented by yy2828yy at 2015-10-19 05:43
M2さん、
まぁ、一言でいってしまうと煩悩ということに尽きるのですが...
1/300は苦しいですが、擬似的には1/2400程度なら簡単に実現できるかと。
即ち、NDフィルターです。
この手のカメラで動体を撮ることはないし、ファインダーの見えには変わりないので、却って一眼レフよりも有利だと思う次第です。
レンズシャッターでの仰る流儀、私も嫌いではありません。
ただ、モノによっては二重写しに気を付けないと...
Commented by yy2828yy at 2015-10-19 05:47
tact1215さん、
はい、ほんとにキリなくありますね。
その都度、自身の無知にも思い知らされます。
一々欲しくなっていては金銭的にもキリがないのですが...
でも、これらの現役当時を想えば、考えられない状況ともいえます。
おっさんの小遣いで大抵が手に入る...嬉しさの向こうにある寂しさを噛み締める複雑な感情に包まれもしつつ。
by yy2828yy | 2015-10-17 23:06 | Film | Comments(4)