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鞄の中身 かばん の なかみ : 出かける時は、どうも手ぶらじゃダメ…そんな私の鞄には…?

100のない話

引き続き、<Zuiko200mmF5>による紅葉、今回はモミジです。
時折陽が射すというという程度の木立の中でこのレンズを使おうというのは、そもそも無謀でしょう。
標準以下の焦点距離では1/4くらいまでならなんとかなっても、望遠系になると一気に歩留まりが悪くなる私の場合、200mmなら1/125でも安心とはいえません。
この日の光量が「f5.6-1/60」といったところで、まさにこんな自身にとっての境界の状態でした。
つまり、f5開放でも1/125ではアンダー気味になることになります。
加えて、モミジの葉を見つめていると、風も相当あることに気付かされます。
仮令私に1/60や1/30でも持ちこたえられる腕前があったとしても、葉の方が停止していてくれないでしょう。
100のない話_e0101258_11553970.jpg




100のない話_e0101258_22242791.jpg
OM-2N/ Zuiko200mm 1:5.0
開放 Auto +1.3EV FUJICOLOR SUPERIA PREMIUM400

100のない話_e0101258_2224161.jpg
OM-2N/ Zuiko200mm 1:5.0
開放 Auto +1EV FUJICOLOR SUPERIA PREMIUM400

こんな状態を感度400のフィルムに支えられたことを、今、素直に有難く、また嬉しく感じております。
そして、フィルムの現況とますます悪化するだろうこれからのことを鑑みると、「100か400か」とか、「自分は100があれば充分」などという二者択一的な考え方ではなく、もっと積極的に使用していくべきであり、ひいてはそれが双方を生き存えさせる細道になろうことに改めて気付かされたような気がします。
100のない話_e0101258_222461.jpg
OM-2N/ Zuiko200mm 1:5.0
開放 Auto +1.7EV FUJICOLOR SUPERIA PREMIUM400
Commented by NeoN at 2014-12-07 06:56 x
手ぶれ補正、高ISO感度対応など、現代のデジタルカメラ使いの方には、全くピンとこないでしょうね、この話(笑)。
私のデジカメは上記デジタルの恩恵をほとんど受けないため、仰ることはよく分かりますけれど<^^;
でも、最近は本当に暗いところでも標準レンズ&フラッシュ無しできれいに撮れるようなので、これまで撮れなかった場面で写真が撮れる、という写真家としては無視できない問題があるわけで。。。
やはり、一台くらいはレンズ交換式のしっかりとしたボディとレンズラインナップの揃うメーカーで、高感度特性の良いカメラが欲しいなあという気がしています。
Commented by yy2828yy at 2014-12-07 17:48
NeoNさん、
まぁ、NeoNさんの場合、今お使いのデジタルLeicaのお蔭でご理解いただいているというよりも、フィルムのことが身に染込んでおられるからなのですが...
デジタル時代になって大きく変わったのは、レンズの逆光耐性と仰る「暗所でも写る」ことですね。
ただ、そんなデジタルによる夜のイメージは、得てして明る過ぎるようにも思います。
暗所では、パッと見て受け取るものとジッと見て得るものも異なるため、出来上がったイメージがリアルかどうかも難しい問題かと。
とまれ、私も依頼事で使うのが何時までもキムタク1台とオマケズーム1本という現況に不安と不満を感じないといえば嘘になります。
でも、敢えて自身の分は、仕事ではなく遊びにあると割り切っているのが実情です。
本当に仕事で要る時は、そのためだけを考えて使えるモノをそこそこで選ぶ...これ以上の付き合いはもうないでしょうね。
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by yy2828yy | 2014-12-04 23:20 | Film | Comments(2)