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鞄の中身 かばん の なかみ : 出かける時は、どうも手ぶらじゃダメ…そんな私の鞄には…?

名機の中の名機

近頃、E-SYSTEM用の充電池<BLM-1>の持ちが悪くなってきたようです。
5つほどを満遍なく使っているつもりなのですが‥。
<E-5>と同時に出た新電池は<E-1><E-3>には使えないだろうから、にわかに心配になってきました。
3年でクズになるようなモノを我慢して使い続けたところで、専用の電池がなくなった時点でおしまい‥デジタルカメラの恐ろしさです。
その点、フィルムのカメラは‥としたいところですが、こっちもこの点においてはメカニカルなシャッターを搭載した機種でなければ安心はできません。
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私がどんなに<OM-2N>を愛して肌身離さないようにしていても、電子シャッター搭載カメラである限り、電池がなくなれば空シャッターすら切れなくなります。
特にこの時期のOLYMPUS製の<SR44>酸化銀電池を使うカメラは、代用品として登場した<LR44>では正常に動かないのも、今となっては良いこととはいえません。
そもそも電気系統がイカレた電子カメラは、直す手だてもそれを依頼する窓口も一気に少なくなるものです。

初めて<OM-2N>を手にした時は、フィルムはおろか、電池がなくなるなど想いもしなかったのと同様に、ほぼ永遠に使い続けられることに何の疑いも持たなかったものです。
否、全く愚かで恥ずかしいことですが、「カタチあるモノは壊れる」という至極当り前のことがわが<OM-2N>にも当て嵌まると渋々認める気になったのは、ほんのここ10年くらいのことなのです。
その頃からデジタルで撮る割合がどんどん増え始め、2005年に本格的にデジタルへの移行を決意したのでした。
ところが、2008年頃から私が使いたい道具としては退化する一方のデジタルに嫌気がさし始め、フィルムに回帰したい気持が大きくなってきました。
生涯最大のプレゼントをとある奇特な方からいただいたことが契機になったように思います。
それからというもの、<OM-2N>を中心としながらも<OM-1>の台数を増やすがために、良品漁りが始まったのです。
一時は収拾がつかないほどに増えましたが、現在は<OM-2N>5台、<OM-1 (N)>5台、3台の<OM-4 (Ti, TiB)>と1台の<OM-3Ti>を生涯の伴侶とすることで一応の落ち着きを得たようです。
それでも、この中でも<OM-1>は別格なんだと‥こんな至極当り前のことをこの期に及んで痛感しています。
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だからこそ、こんな具合にちょっとした遊び心だって取り入れられるのではないかと思っています。
私は「美しいモノは小賢しい手を加えずに使用する」を旨としています。
実用を重視し、変にストラップに凝ったりしないのもそのためです。
この傾向が最も強く表れているのが<OM-2N>です。
全て同じストラップで、それぞれを5mmと違わぬ長さに揃えています。
自動露出という功利が一層私を頑なな実用主義にさせるのでしょうか。
ところが<OM-1>になるとご覧のように派手なストラップを付けてみたりもするわけです。
使い方そのものはほぼ同じで、だからこそカメラが目立つのは厭なはずなのに、「たまには優雅でいいじゃない」という気が起こるのがなんとも不思議ではあります。
名機の中の名機とはそんなものなのかも知れません。

Commented by M2_pict at 2012-01-27 09:15
不思議と似たような感じで使っています。
マクロもこなす実用機としてのOM-4は質実に。
OM-1の方は、ちょっとだけ洒落て(ちょっとですが)使うような事を感じます。
使うこちらを導くような、そんな佇まいを持つ名機ですね。
Commented by yy2828yy at 2012-01-27 20:37
M2さん、
ヘビーに使ってもいいカメラなんでしょうが、この方が余裕があるようで‥
オリジナルでありながら実際に手に入れたのは<OM-4>よりもずっと後。
この事実がこうさせるという点も無関係ではないと思います。
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by yy2828yy | 2012-01-25 20:33 | ヒト・モノ考 | Comments(2)