2009年 08月 15日
夏を惜しむ・・?
ただ、夏がこれだけ嫌いでも、いわゆる盆の頃を越えると、なんともいえない物悲しい気持が湧き起こり、ハッとすることがあります。
こんな私でもイキモノとして何か感じるところがあるからなのかも知れませんが、未だに子供の頃の感覚が抜け切らないという理由によるところの方が大きいように思います。
F: 22mm 絞り優先AE: 開放 -0.7EV
F: 22mm 絞り優先AE: 開放 -0.7EV
つまり、子供の頃の私にとって、お盆とは、40日ほどあった夏休みが、残り2週間になったことを告げる日であり、泣いても笑っても残りの方が少なくなってしまったという現実を突き付けられる一つの区切りだったのです。以降、どんどん目減りしていく休みの日々に怖れを抱くのが常でした。
また、毎日のように捕えに行っていたクワガタやカブトムシの数も、この日あたりを境にめっきり数が減っていくのです。夏を惜しむというような風流ではなく、ただ大好きな虫がいるからこそ夏が好きだった頃を思い起すばかりです。
今の私にとっては、まだまだ夏は酣というしかないような状況ですが、間違いなく心に翳を感じた今朝でありました。
F: 14mm 絞り優先AE: 開放 -0.7EV