2008年 11月 08日
花は花
なんでも業界は、彼の創ったという楽曲を放送から外したり、配信や販売を止めるという動き一色ということらしいですが、なんともいやぁな話です。「彼の楽曲が詐欺そのものだよ」といって取り上げないのは見識といいますが、まるで総崩れのように執り行なわれている一連の処置は、表現を考える人間の風下にもおけぬ唾棄すべき行為だと私は信じて疑いません。
せめて、名門として名高い彼の卒業校に建ったホールの名前をこっそり変えたり、閉鎖したりなどという、学府として恥ずべきことはして欲しくないのですが・・
私がライフログで陳べている数多玉石混交のCDには、まず彼の関わったモノなどないと思っていますし、それは彼の存在や彼に関わる人たちを認めていないからだと理解していただいていいのですが、それはそれ、これはこれ。
自分たちがいままで散々利用してきた人やモノに対して、たかが詐欺で捕まったからといって掌を返して全否定するような行為には、これっぽっちも理解を示すことができません。既知であったはずの彼が女や金にだらしないなどというのは別問題で、何ら悪いことでもありません。事件はただ淡々と報じなさい。よくある例ではありますが、こんな風潮に慣れてはいけないでしょう。
一方で、これらの傾向が明らかになってきたので、彼の手になる楽曲とやらをなんとか手に入れようとする輩も続出しているようで、ほんとうに世の中、いやぁな具合に病んでいますね。
これは飽くまで逆説的モノイイで、徒に彼に同情をするつもりなどありませんが、そもそもおかしな具合にもてはやすことがなければ、彼も風情相応の職を全うするしかなかった、そんなことを思うわけです。
私もたまたまではありますが、彼の楽曲は興味の対象外のようです。
それでもあれほど人々を共感させた事は知っています。
仮に彼が極悪人だとしても、その彼によって生み出された楽曲に
感動した記憶がなかった事になるわけでもないでしょうに。
というより、持ち上げていた人々の浅ましさおぞましさですか。
それでも車の中では流れていたこともありますね。
ほんとに…「なかったことに」になんかならないのに…
この「手のひら返し」の中には彼にぶら下がり彼にこびることで
仕事をした人も含まれるってのがなんとも…そっちのがオゾマシイ
とおもうのです。
持ち上げては落とす・・当り前になっているようですが、
所詮、その根にあるのは僻みという人の嫌らしさです。
いじめはいけないといいながら、情け容赦なし。
弱くなったら手のひら返してなのですが、元強かったから弱い者虐めにはならないのでしょう。