2007年 06月 04日
朝の空気
日の出の時間はもう真夏と同じといっていいくらいですね。ただし、(もう暑い暑いとはいっているものの)早朝の空気は暑がりの私にもとても爽やかです。
ここしばらく早朝の散歩というのをしていなかったので、低い位置から射しかかる陽光に些か戸惑いながらも、陽を撮ろうと望遠レンズを持ち出したりして・・今回は敢えて色彩を抑えた、朝の光の印象です。
気分はHerb Alpertで。
仕事へ行く時の鞄の中身は、<E-410>とオマケレンズ2本、もしくは<E-500>と<ZD11-22mm>になりがちですが、そうでない時は<E-1>の出番が最も多くなるようです。特に、こういうイメージを撮る場合には、他のカメラにはない安心感があります。AEやAF、はたまたホワイトバランスや高感度画質の性能などでは説明できないコクのある色と描写が得られるからです。他の機種でも得られるのかもしれませんが、難なく得られるのが<E-1>です。
ものぐさな私にしては珍しく、何度かレンズを交換したのですが、<ZD11-22mm>から<ZD40-150mm>に換えようとした時のことです。
「あれ?レンズがキチンと装着されてなかった!」
一瞬ハッとしたのですが、すぐに、
「いや、無意識に外そうとしてたんだ」
と思い直しました。OLYMPUS E-SYSTEMでは、そんな場合にはシャッターが切れないようになっている筈だと思ったからです。変に納得したまま、このことは忘れてしまっておりました。
ところが、全データーをMacに取込み、セレクトした数点をSilkyPixで“現像”しようとして気付きました。1枚だけExifデーターにレンズ情報がないのです。だけど写っている・・どういうことでしょう(今回の4枚目です)?
念の為、<E-1>で試してみたら、半端なレンズ装着でもやっぱりシャッターは切れます。<E-410>でも切れました。
ま、考えてみれば当り前の話ですね。レンズ付けなくてもシャッターは切れるんだから。たまたま露出が狙い通りに得られていたので、不思議な感じがしただけだと思い直した次第です。
E-1を手にしてまだ日の浅いワタシが言うのも何ですが、そこが魅力なのです。
今となっては非常に珍しい光景の3枚目に惹かれますが、らしくない最後の写真のシーンが良いですね。
1枚目の光は、まさに朝の光ですね、心地よいです。
私は、影に対する意識が薄いのですが、朝は特に鈍感なようです。
低い位置からの陽射しだから当然なんでしょうが、影が長いんですよね。
でも、コントラストが夕方と違って、鋭いですね・・新発見です。
ラストの1枚目も、やっぱり、朝の光ですね。
それでもE-1にはデジタル機器としては例外的な信頼感を持っているように感じます。
デジタル機器なのに、スペック以外の事に魅力を感じていて、
そのくせヘンクツというよりも、確実なモノとしての完成度を感じるのです。
まぁ、電池なければ、、、という点でOM-1とは比較にならないのですが、
その分、E-1は「フィルムなくても」って言える、、、の、かも(^^
4枚目のエピソード。目から鱗です。そして妙に納得。
成り立ちとしての一眼レフという構造は変わっていないんだと、
当たり前の事を妙に感心してしまいました。
つい先だって、敢えて<E-1>を入手された士のお言葉として、
既に<E-1>を使いこなしておられるあなたの弁は心に染みますし、
この頃は、貴サイトを覗かせていただいた時に<E-1>の文字や、
如何にもそうだと分る画を拝見するとにんまりするほどです。
哀しいかな、陳腐化が激しいデジタルの中における奇跡としても、
私はこれからも<E-1>を信じ続けていきたいと思っています。
朝の方がホコリの量がまだ少ないといいましょうか・・
幾分の気持の問題なのかもしれませんが、私はそんな風に感じます。
空気だけでなく、万物もいったん闇の中で鋭気を養っているのだと。
美術館にある絵画作品も、朝一番に見るのが一番だと信じています。
「フィルムなくても」とは、まさに名言です。
感触において、<E-1>はデジタルではありません。
ただ、操作においては、やっぱり疑問が残ってしまうのですね。
exif情報で残っていなかったのは、レンズの焦点距離です。
色々論理的に考えれば、ごくごく当り前の話なのですが、
うーん、どうしても文系は・・
かなり長いご旅行ですね。
“眼”に凄みが加わっているように感じています。
今回の画の色調、光がそう思わせるのでしょうか。
私的には、あなたの画の中で5指に入るほど好きなものとなりました。
一つの刺激という拠所として、ただ大阪へとお帰りいただくだけでなく・・
・・いや、勝手な私の願望です。
chinpikeさんの処からやってきました。
私も長くE-1を使っています。
時々予想もしていない写真が撮れますが(良くも悪くも)、
私にとっても一番信頼できる相棒になっています。
はじめまして。
OLYMPUSのカメラしか所有しないという私とは違って、いろんなカメラをお使いのご様子。
ややもすると、井の中の蛙のような評価になりがちな私とは違い、
<E-1>を愛用されているという言葉に深みがあります。
とまれ、ようこそおいで下さいました。
今後ともどうぞご贔屓に。