鞄の中身 かばん の なかみ : 出かける時は、どうも手ぶらじゃダメ…そんな私の鞄には…?

高名の木登り

前回「やらかしてしまった」といったのは、ご想像の通りで、いわゆる失敗の類です。
それもフィルムならではというべき、しかしまさしく基本的なことなのですが、ブローニー判ならではのこととして敢えて恥を忍んでお話いたします。
ところで、<Ensign Autorange 16-20>について「使っていて最も愉しいカメラの一つ」とするのは、いい換えれば「かなり手に馴染んできた」ともなりましょうか。
通したフィルムはまだ5本程度ながらも、少なくとも一連の操作に関して「淀みなく行える」という自信は持てます。
ただ、だからといって、他と較べると「やりにくい」と感じる部分は如何ともしがたいもの。
私にとって、とりわけこのカメラへのフィルム装填と取り出しがこれに当たります。
尤も、同カテゴリーの<Super Semi Ikonta>も似たようなものなので、カメラ固有というよりフォールディングカメラ全般にいえることとすべきなのかもしれませんが...。
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16コマ目を撮り終えてフィルムエンドまで巻き切った私は、その勢いのままフィルムを取り出すこととしました。
すぐに裏蓋を開ける私...ただ、フィルムはこのままではすんなりとは取り出せない仕様となっています。
ボディ底部からスプールをしっかりと固定している凸部を引き下げる操作が必要なのです。
もちろん、こんなことは百も承知しております。
しかし、どうあっても用心深く行わなければならない要点であることに変りはありません。
なのに、慣れた風に格好をつけようとした私の慢心と未熟さから事件は起こりました。
止せばいいのに、商店街を歩きながら裏蓋を開け、底部の金具を引っ張った私でしたが、皮肉にも自身の想定よりも簡単にフィルムの固定が解かれたことから、カメラから解き放たれたフィルムは私の手も素通りし...
「あっ」と「うわっ」を同時に発声した私は地面に落ち行くフィルムを眼で捉え、同時に拾い上げながら、落下のショックで巻きが微妙に緩んでいるのを見ました。
そのまま鞄の中に手を突っ込み、手探りでラッピングクロスに...この間5秒もかからなかったと思いますが、まさに「後悔先に立たず」というほかありません。
慌てて帰宅し、電気を消したトイレの中で遮光措置をしてから『Nカメラ店』に持ち込んだ...という顛末であります。
ご主人は暗箱で緩んだ巻きを締め直してからFUJIFILMに現像依頼してくださったのですが、案の定現像済のフィルムには「フジクローム現像結果ご連絡票」が添付されておりました。
最後の3コマはほぼ完全にアウト、逆に最初の3コマは無事、間の10コマにはそれぞれ多少に影響があったというところです。
このカットは昨年末のいわゆるルミナリエ最後の日の朝、前日からの灯がまだ点っているのを撮ったものですが、ご覧の通り、光線被りの影響が左右上部隅に認められますね。
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Ensign Autorange 16-20/ Ross Xpres 75mm 1:3.5
f4 1/100 FUJI RDPIII
Commented by M2_pict at 2018-01-16 18:37
恥ずかしながら、私もSIXでやらかしています。
なんとなく(今の感覚だと?)ユルいイメージのあるフォールディングカメラのせいか、少しいい加減な扱いにしてしまったようです。
どこかで見知った顛末。
ホッとした気分です(失礼

そうそう、実はウチのSIX、修理しちゃいました。
春には復活戦を考えています。
by yy2828yy | 2018-01-12 22:06 | Film | Comments(1)