鞄の中身 かばん の なかみ : 出かける時は、どうも手ぶらじゃダメ…そんな私の鞄には…?

光は一瞬...

...という表題を痛感することの多いこの頃。
まさに釣瓶落しの時季が続いているからでしょう。
とある日没時、自転車を走らせていて、ふと二時位置の輝きに感応してしまった私です。
といって、とりわけ大層なシーンやモノに出会したわけではありません。
ある建物のアプローチに設けられた変哲もないスロープが夕陽で橙色に映えていただけのことですが、これこそが私が日頃カメラを向ける対象の一つでもあります。
ただ、ほんの目先であっても、自身のハッとした気持が冷めずに、しかも色と輝きを褪せさせることなく定着できるかとなるとかなり怪しい状況だといわねばなりません。
しかも鞄の中の<OM-1>には40mmが付いているはず。
それでも敢行する気になったのは100mmレンズを併せ持っていたからでした...。
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果して、鞄の中を探りながら近寄り、即座にレンズ交換する間にまるで真夏の炎天下でアイスクリームが溶けるが如く...僅か30秒もかからなかったはずの瞬間に目前では先ほどの色と輝きは無情にもなくなっていったのです。
悪足掻きするようにファインダーを覗きながら上下左右にカメラを振ってやっと拾った「残光」がこれ。
前にも書きましたが、毛嫌いする高倍率ズームならもう少しは善戦できたのかもしれません。
でも、決して負け惜しみではなく、確実な結果が得られなくてもいいと思っている節はあります。
溶けたアイスクリームは始末に困るけれど、物体ではない光とその照射と反映による色と輝きが失せていく無常こそを私は確として眼の当りにしていたわけであり、この記憶が自身にある限り、新たな機会に出会せば諦めずにまた挑むでしょうから。
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OM-4/ Zuiko100mm 1:2.8
開放 Auto FUJICOLOR100 記録用
by yy2828yy | 2017-12-24 09:18 | Film | Comments(0)