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鞄の中身 かばん の なかみ : 出かける時は、どうも手ぶらじゃダメ…そんな私の鞄には…?

朝陽の頃

朝陽が射し始めた頃、その光の進み具合がとても気持よく感じられるようになったのは、空気がクリアで澄んできたからこそだと思うのです。
陽光の色合そのものはさほど季節を問わないし、また朝夕でもあまり変わりがないようですが、朝陽は朝陽かと。
雰囲気というか空気感が違います。
とりわけ、陽の射さない、いわば影になる部分の色合が明らかに青みがかっているのが朝だというのが私の見立てです。
そんな影たる部分としての街が朝陽とともに寝覚めていくのを見るのは格別です。
ちょうど朝一番で美術館に行き、真っ先にお気に入りの絵画の前に立つ心持といえばいいでしょうか。
陽はただ沈んでは昇るのを繰り返し、街は恐らくは変わらずに在り続けるはずであり、美術館の絵画にも同様のことがいえるだろうけど、一日の始まりとは、「空気中の埃」と「他者の視線」がいわば闇によりリセットされた後であり、やはり明らかに違うと私は信じているのであります。
朝陽の頃_e0101258_19003653.jpg




朝陽の頃_e0101258_20513009.jpg
OM-2 SPOT/PROGRAM/ Zuiko40mm 1:2.0
f4 1/250 FUJICOLOR100 記録用
Commented by M2_pict at 2017-12-11 18:46
朝陽、それも冬の時期であれば尚更というところでしょうか。
私などは真昼間が主な撮影時間なので無粋も良いところなのですが、おっしゃる事は感じるところです。
夕刻の混沌とした空気と交錯する他人の存在感も、まぁ面白くもあるのですが。
Commented by yy2828yy at 2017-12-12 22:27
M2さん、
シンと澄んだ感じのする空気がいいですね。
ますます朝夕、そして夜が嬉しいこれからです。
ただ、よろこんでカバンからカメラを取り出すと接眼レンズが曇る...これには難儀しますね。
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by yy2828yy | 2017-12-10 21:04 | Film | Comments(2)