2017年 05月 27日
虞美人?
ほぼ壊滅状態だったヒナゲシスポットに反して、とあるお宅の庭先--というか、道に面した窓の下に設けられたプランター程度のごく小さなスペース--にいわゆる観賞用のヒナゲシが植えられているところがあります。
ところで、通常私がここで取り上げている雑草化している方は正式名を「ナガミヒナゲシ」というようです。
ともに大きな括りでは近い種なのでしょうが、見た目は些か異なります。
開放 1/1000 FUJICOLOR100 記録用
私が「ナガミヒナゲシ」を好むのは、幾度も述べているように花弁のオレンジと茎や葉のグリーンという反対色でもって構成された見栄えによること、加えて、その小柄でシンプルな佇まいによって、ややもすると凶悪に見える蕊の部分に気付きにくい(気を付ければしっかり見える)ことによります。
ところが、以外のヒナゲシはもっと大柄で派手なモノが多いようで、私の好みから一気に外れてしまうのです。
とりわけ花弁からハミ出した(気を付けなくても目に入る)蕊の様はマスカラを盛り上げた厚化粧を想起させ、ゾッとしません。
開放 1/500 FUJICOLOR100 記録用
さて、件のお宅には例年数種が認められるものの、いずれも私の好みではない上、撮影しにくい場所だということもあって、これまで対することはなかったのです。
ところが、今年はご案内の通りの状況につき、ついフラフラと悪所に足が向き毒婦に捕まった...という顛末であります。
まぁ、「と金の100mm」を使うという目的もあったのですがね。
開放 1/500 FUJICOLOR100 記録用