鞄の中身 かばん の なかみ : 出かける時は、どうも手ぶらじゃダメ…そんな私の鞄には…?

より大きな5cm

一見何の変哲もないようなFTL用<G.Zuiko28mm F3.5>、なかなか侮れない力の一端をご覧いただけたでしょうか...
...なんて、ほんとうは喜びを隠せない私が騒いでいるだけかと。
いや、入手にはちょっとした辛抱が必要だったから嬉しさも一入というのが正直なところではあります。
とにかくタマ数が少ないのか、某オークションでもなかなか目にすることはありません。
安心できそうな出物となるとさらに篩にかかります。
こんな有様ですから、運良く遭遇したところで自ずと激しく競り合うこととなり...これまで幾度も加熱し過ぎたと思しき状態を前に我に返り、すごすごと諦めるのが常でした。
それでも、「何時かはエアーポケットのような機会が訪れる...」と信じて待った成果として、上鰻丼のお代程度(またもや!)で「外装は相応に草臥れているものの、作動及び光学系は良好」の1本にありついたというわけです。
ま、こういうことがあるからこそ、沼にどっぷりで抜け出られないのでしょうが...。
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FTL/ G.Zuiko28mm 1:3.5
f5.6 1/60 FUJICOLOR100 記録用

「OLYMPUSシンパとしてFTL用広角レンズのスタンダードを是非抑えておきたかった」は紛うことなき大義名分の一つです。
因みに、このシステムなら全交換レンズを揃えても6本ポッキリに過ぎません。
ただ実用面からいえば、28mmは標準50mmと並んで私にとっての主力レンズとなります。
とりわけ、28mm、35mm、2種の50mm、そして次は135mmまで飛んでしまう<FTL>の交換レンズラインアップ(残りは200mm)の中では、何をおいても欲しかったレンズだったことはお分かりいただけるでしょう。
否、単に交換レンズということからいえば、M42仕様28mmレンズなら既にあるわけです。
しかも、より明るいF2.8で、<FTL>にも問題なく適合するのに、それでも私がこのレンズを求めたのは、もっと根深い長年の渇望からでした。
ズバリ、ここで述べたことと同じで、即ち、この一見在り来たりの28mmレンズは、実は25cmの最短撮影距離というスペックを誇るのを知っていたからです。
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FTL/ F.Zuiko50mm 1:1.8
開放 1/250 FUJICOLOR100 記録用

大のお気に入りとして、30年余も愛用してきたOM用28mmで、唯一引け目を感じてきた(とりわけ天下のNikonに)30cmというごく当り前の最短撮影距離。
まさかの過去に遡った旧式システムで溜飲を下げることができるなら、そこに飛び込む以外の選択肢などあり得ないでしょう。
果して、「たかが、されど」の5cm、50mmでの最短撮影距離40cmの方が単純な倍率からいえば高いけれど、より意義ある5cm短縮を感じつつの28mmによる撮影でした。
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FTL/ G.Zuiko28mm 1:3.5
開放 1/250 FUJICOLOR100 記録用
Commented by M2_pict at 2017-04-22 09:19
スペックは記憶していませんでしたが、先の記事の画から「おそらくは」と思ったのが接写能力でした。
OMの古参レンズは意外と寄れないものが多く(標準的)、だからこそのマクロレンズの充実とも思えたのですが、28mmで25cmまで寄れるのは効きますね。
Commented by yy2828yy at 2017-04-23 13:42
M2さん、
感覚としては、一番薄い中間リングを噛ませたような、といえばいいでしょうか。
天下のNikkor28mmF2.8の20cmという上にはまだ上がありますが、せめて焦点距離の10倍以内には収まって欲しいという条件はクリア。
M2さんだからこそ、この意味をよりお分かりいただけると思うのです。
by yy2828yy | 2017-04-19 23:33 | Film | Comments(2)