鞄の中身

フィルムを月に一本使うの会「今月のイチマイ=12 '16」一席 & 「写り込み:=01 '17」

昨年最後のお題となった「冬の温もり」では、ちゃびんさんこちらが、第一席となりました。
おめでとうございます。

実に雰囲気ある一枚で、ほかの力作を大きくリードしての受賞です。
温いのが嫌いな私は、むしろ窓の向こうの外気に気を取られてしまった向きもあるかもしれません。
結局、自分がしないでも多くの人が投票されるだろうという思いもありました。
判断の悪さを自戒しつつ、お祝い申し上げます。



さて、2017年と改まっての第一回目、お題は「写り込み」。
すぐに私はいわゆる「リフレクション(反映)もの」を想起しましたが、多くの方もそうだったのではないでしょうか。
自分でも好きで、日頃から相応以上に意識している被写体ではありますが、今回は「写り込み」という言葉自体に立ち入ってみました。
すると自ずと、自身が「リフレクションもの」を撮る際に、普通はあまり好ましくないモノに想いは及びます。
即ち、撮影者たる自分の姿であります。
かくして、「じゃあ、今回はそれをそれとなく盛り込んでみよう」となったわけです。

ある冬の朝、とあるブティックで出会したディスプレイのマネキンは、そんな私に適している素材に思えました。
全身を鏡面の板で覆われた“彼女”に対すれば、己の写り込みを避けるのはかなりの難事となりましょう。
ただ、無策のままに「写り込んで」しまってはいけません。
おっさんがあからさまに「写り込む」なんてのは以ての外、と注意を払いつつ...
...それでも意に反するところに写ってしまったかも知れません。
でも、そんなこんなも含めてご覧いただければと。
おそらくは、このディスプレイを考案された方の念頭にあったのも、そんな多面的偶発的なインプットとアウトプットの予測のつかなさだったと考えますし。
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OLYMPUS ACE/ E.Zuiko4.5cm 1:2.8
f4 1/60 FUJICOLOR100 記録用
by yy2828yy | 2017-01-29 19:32 | Film | Comments(0)