鞄の中身

やっぱり嬉しい...

「OMがあるからこそ、要らないカメラ」
でも、たとえカメラそのものには何の魅力も感じないとしても、OLYMPUSシンパとしては、やはり気になる...私にとっての<OLYMPUS FTL>はまさしくそんなカメラでした。
特にここ三年ほどの間、それとなく、しかしずっと機会を窺ってはいたつもりです。
ただそれでも、<ST801>がやってくることがなければ、私は相変わらず行動を起こさずに済ませていたことでしょう。
だからこそというべきでしょうか、こうやって手許にやってきたのが何故か無性に嬉しいのです。



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風情は如何にもオーソドックスでちっともOLYMPUSらしくないといえましょうか。
ただ、そんな中にも“らしい”品の良さは感じられます。
OLYMPUSのロゴはまだ一定しない頃で、肉厚のない書体で縦に少し長めなのが弱々しくもあります。

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光沢あるレンズ鏡胴の仕上はなかなか高級感があります。
削り出しのピントリングも質感、操作感ともにゴム巻きとは比較になりません。
そして、40cmの近接能力。
マウントエプロン部、手前の丸いボタンがレンズ着脱ボタンで、プラクチカマウントながらにレンズの定点固定を可能とさせています。
一方、OM用レンズの着脱ボタンに似たモノは、レンズの開放⇄絞り込み切り替え用ボタンで、どちらかといえば<PEN-F>システムでのプレビューボタンに近い存在といえましょう。

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ファインダーはスッキリしています。
露出計は追進式です。

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嬉しいことに、レンズフード、アイカップ(視度補正レンズ)はOM SYSTEMの流用が可能です。
尤も、レンズフードはなんとしても純正を探したいところですが...。

...と、いったん自分のモノになってしまえば、幾分間の抜けた感じがしていたデザインもよく見えてきて、後はもう身贔屓の世界。
そんな中でも特に強調しておきたいのは拵えの良さでしょうか。
まぁ、贔屓の引き倒しになってもいけませんので、取り敢えずは初お披露目のポートレートをご覧いただきました。
by yy2828yy | 2017-01-21 22:15 | Film | Comments(6)
Commented by at4m2m10 at 2017-01-21 22:44 x
こんばんは。
FTL。
OLYMPUS端境期のモデル
M42マウント FUJICA ST801から さすがですねー

OLYMPUS愛を感じます。。。
Commented by karts2 at 2017-01-21 22:49
ST801が背中を押した形となったのですね。その容姿まことに堂々としていますね。FTLの存在は知ってはいましたが、じっくりと拝見するのは初めてです。機構はOMシステムとは全くの別物とはいえ、OMの先祖を感じずにはいられません。顕微鏡などに冠していたオリンパス社のロゴがかっこいいです。
Commented by harada at 2017-01-22 02:51 x
こんばんは。
 コレクションに加わると思ってました。さほど強い意志を、ご自身が持っていなくても求心力とうのが引き寄せるのでしょうね。
 
 会社の急務から早生として造られたカメラらしいですが、それにしても朴訥といいますか、まぁ、奇を衒うような形では無いというところが、今、魅力かと思います。

 作り手も人気を博するカメラだとは思わなかったのでしょう、名刺代わりなのか、顕微鏡に付いているあの、トレードマークのシールで後押ししているように思えますね。
Commented by yy2828yy at 2017-01-23 06:23
at4m2m10 さん、
海外向けの要望から生まれたそうですね。
たった一年、今でいうDOAの機種といえそうですが、考えてみればこの方がOLYMPUSの伝統的カメラかという気もします。
今、PENでもOMでも一緒に並べて見ると、米谷氏のカメラはやはり違いますから。
Commented by yy2828yy at 2017-01-23 06:25
karts2さん、
FUJIにしてもOLYMPUSにしても、M42ながらレンズ側に独自の加工があります。
それに対応する機種を持っておけば...というイイワケですね。
それと、やっぱりOLYMPUSの呪縛ですかねぇ...
Commented by yy2828yy at 2017-01-23 06:28
haradaさん、
確かに仰るような引力というのはあるように思います。
たとえ、マーフィーの法則みたいなものだとしても、ことが起こっても気持のないところにはなかったと同じですからね。
まさに間に合わせ、ある意味デジタルの4/3よりもひどいかも知れません。
ただ、M42という後ろ盾はありましたし、だからこそこうやって入手するイイワケにもなります。