2016年 12月 26日
怨めし雨
さて、久しぶりに使った<OLYMPUS 35-S>の決定版というべきこのカメラ。
明るいレンズも相まって、安心して使えます。
レンズシャッターは静かでタイムラグもなく、加えてレリーズボタンのフィーリングもいいのでなんともいえぬ軽快感に浸れるのです。
尤も、だからといって、こんな状況ではあまり使いたくない...というか、撮影時は相応に大胆にしてはいても、内心ではかなりビクビク。
家に着いたらあちこちの水滴を見逃さないよう、即刻かつ入念なクリーニングが欠かせません。
各作動に問題ないのを確かめてOK...といきたいところですが、翌朝再確認して、ようやくちょっと安堵ができるというものです。
開放 1/8 FUJICOLOR100 記録用
開放 1/15 FUJICOLOR100 記録用
一枚目の、光を吸収するような黒の締まりがいいですね。
静謐な空間に引き込まれるような。
宇宙は全て闇で、光と熱の存在はたよりないものなんだなーと、この写真を見て思います。
かなり暗い場所で、おそらくこんなところで写真を撮った者など、私が最初で最後なんじゃなかろうかと思うようなところです。
それでも雨に濡れた舗道にちょっと反応してしまいました。
タイミングを見計らって車を入れたつもりですが、いや、如何せん少し暗すぎたかもしれません。
ご覧の通り、ちょっとブレてしまいましたし。