2016年 09月 19日
My Sweet Town
東西1.2kmに及ぶ神戸でも歴史のある商店街の一つで、相応に賑わっていますが、ご多分に漏れず、往時とは比べるべくもない状況です。
画面左手がここいらにある二つの市場のうちの一「畑原市場」の大部分を壊して建てられた巨大マンション。
一階が店舗というありがちな構造ですが、もう一年になるというのに借手(買手?)がなく、ご覧の通りシャッターを晒す有様となっております。
右手にあるのは、ずっとやっておられる「たこ焼き屋さん」で、ごく最近、隣(画面手前側)に「たい焼き屋さん」ができました。
これらはなかなか流行っており、通りかかるとほぼ間違いなく人気(ひとけ)があります。
とまれこの商店街、私としてはあまりに身近になってしまっているせいか、歩く時にもほとんど無意識といえばいいでしょうか。
で、時折ふと我に返り、その変貌に改めて驚いたりするわけです。
京都から神戸に帰ってきて、住処をここいらに定めてから来年で丸20年になるけれど、写真やカメラに一家言持ったつもりでいながらこの間の怠惰。
今更ながらに恥じる気持でシャッターを切りました。
ただ、だからといって、これからはもっと日常的に...を実行しようとしてもなかなか難しいものなんですね。
f4 1/60 FUJICOLOR100 記録用
いつでも撮れそうでいて、気がつくと景色はすっかり変わっていたりして。
以前の自宅があった商店街の幼馴染たちで地元に残っているのは僅か。
しかし、一時の殺伐とした雰囲気は少し和らいで、諦めなのかもしれませんが、少し時間が穏やかに流れるようになった気もしています。
いつも同じようなモノを撮っている私ですから、さほど難しいとも思わないはずなのですが...
やはり、きちんとした目的の基に撮らないといけないのでしょうね。
即ち、自身の人生もただ時に流されているだけではダメなんだと。
いや、なんだかイヤな自省になってしまいました...