2014年 09月 25日
望遠ということ
実際、二昔前くらいの望遠ズームで存在感を示していた焦点距離だったことを想い出します。
しかし、私は旧い人間でズームを好みません。
標準を中心に28mmと中望遠という3本を常用にしているのがそもそもだったから、未だに200mmには些か特殊といった感が拭えません。
大きく重いこととF値が大きいことは私が中望遠以上のレンズをあまり使わない2大理由ですが、この2つはまさに反比例する関係であり、「小さく軽くて明るい200mm」なんてモノは存在しないわけです。
そんな私が、今さら<Zuiko200mmF5>をバリバリ使うなんてことはまずないでしょう。
「欲しかったモノが手に入った」といったところで、所詮は「必要ないから持っていなかった」だけのこと。
と、端から身も蓋もないことを敢えていいますが、こんな中でも鞄の片隅に入れておけるくらいの大きさのレンズだからこその肩の力を抜いた使い方ができないものかという想いがありました。
開放 Auto +1.3EV Kodak GOLD100
ところがところが...。
やっぱり200mmは200mmで、目的なくふと眼に入ったものを撮るを身上にするというのがどういうことかを改めて思い知るに至りました。
これだけ長く自身のスタイルを貫いていると、仮令撮影ということ抜きに歩いていたところで、眼に入るモノを写真的な眼で見てしまうよう姿勢が染込んでしまっています。
どの位置に立てば、どのレンズを選べば何がどう写るかはほぼ完璧に想像できたとしても、先ずそこに200mmはないわけです。
即ち、自身の眼の標準的モードに200mmがないともいえましょうが、ただ同時に、事はこれまでの経験だけの問題でないのにも気付きました。
そんな話を少しずつしていけたら...と想っておりますが、なにせこの有様ではにわかに使用頻度も上がりません。
しっかりと目的を持って使えればいいのですが、これが苦手故、気長にお付き合いいただけたら幸いです。
いやしかし、(このblog上でではありますが)最愛の<OM-2N>の登場が、なんとほぼ2ヶ月ぶりという事実に我ながら驚いております。
開放 Auto -0.3EV Kodak GOLD100
ゴロゴロというのは、かなり以前、ウチの記事に対しておっしゃられた言葉だったかと(^^
これはいい仕返し、、、もとい、お返しかと浅はかに思った訳です。
28mmF2の49mmに関しては私もOMを買った当初から気になる部分でした。
それほどまでに「少しでも小さく」に拘ったのだと当時は考えていましたが、意外と“外”からの要望というのも小さくなかったのかもしれませんね。
この域を常用しだしたら、もはや盗撮、覗き見の類いになるかも知れません。
いや、まさにゴロゴロ状態であります。
ほんとうに置き場所にも困ってきて...
28mmF2に関しては、有難いと同時に少し困りました。
28-50(40)-85は49のラインという道が取れましたが、50のマクロや100F2を交えると明らかに55の方が都合いいわけで...
尤も、そんなにフィルター使いませんけどね。
135mmは「35mmが広角」という時代の望遠レンズでしょうね。
時代が進みそれぞれ28mmと200mmにシフトし、その代わりに85や100といった焦点が間に入るようになったと。
自らの眼でしっかりと捕捉できるというのが私の常用レンズの基本ですから、やっぱり仰るとおり135mmがせいぜいでしょうね。