2013年 08月 22日
機能停止
こんな時期に少し飲み過ぎると、歩くのを軀が拒否しているのに気付くことがあります。
軀だけでなく、まさに心身が全機能を停止したがっているのかも知れません。
脚にも錘が付いたかのようで、駅から家までのわずか数分ですらとてつもなく億劫で、まるで苦行のように感じられるのです。
そんな時は、さすがにカメラと戯れる余裕も何処かへ消えてしまっております。
いや、別に、昨夜がそんな具合だったというわけではないのですが...。
開放 1/8 Kodak GOLD100
開放 1/4 Kodak GOLD100
開放 1/8 Kodak GOLD100
開放 1/8 Kodak GOLD100
今は画素自慢のカメラばかりで、味気がない写真が多いですが、
人の記憶の映像はちょっと光のザラツキがつきまとい、フィルムの粒子が荒れたような写真がぴったりだと思います。
猫、女性の後姿。
すこし酔って疲れて岐路につく臨場感があると思います。
ネガフィルムはシャドー部の粒状が荒れますが、これはこれで当たり前と思ってしまっております。
ただ、昨今のデジタルで何がすごいかというと、暗いところでも撮れるようになったことでしょう。
尤も、だからといって夜に昼間のようなイメージを拵えても仕方ないと考えます。
暗いということは見えない(難い)ということでもありましょう。
私は自分に見えないものを撮りたいとはあまり思わない性質のようです。