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鞄の中身 かばん の なかみ : 出かける時は、どうも手ぶらじゃダメ…そんな私の鞄には…?

移ろい

何時もの道をごく当り前に歩いているだけで、草花や樹の様が蠢いているようにすら感じるほどに盛んで活発なことを思い知るわけですが、その盛衰は意外にめまぐるしいものです。
朝方に見掛けたのに、夕方にはもうなくなっている一輪のヒナゲシの花弁。
それらをあちこちに見ながらの日々が一週間も過ぎれば、最早ヒナゲシの存在そのものが希薄になってしまいます。
そして代わりに私の眼は痛いほどの黄緑を発する樹々の葉に引きつけられるのでしょう。
移ろい_e0101258_15342962.jpg




移ろい_e0101258_9344159.jpg
PEN-F/ F.Zuiko38mm 1:1.8
f4 1/500 Kodak GOLD100

移ろい_e0101258_934278.jpg
PEN-F/ G.Zuiko20mm 1:3.5
開放 1/125 Kodak GOLD100

移ろい_e0101258_9341589.jpg
PEN-F/ E.Zuiko25mm 1:4.0
開放 1/250 Kodak GOLD100

移ろい_e0101258_934476.jpg
PEN-F/ F.Zuiko38mm 1:1.8
f4 1/500 Kodak GOLD100

草花や樹が好きなわけも、さほどに綺麗だという気持があるわけでもありません。
ただ、当り前かつ定まっているような日常の中で確として在るその存在に一瞬を想うからこそ、立ち止まりカメラを向けずにはいられないようには想っています。
一方で、(所詮自分が撮ったものなど五十歩百歩だとは自覚しつつも)自身の中でのこういった類のイメージのヒエラルキーは些か低めです。
いろいろ考え想っているようでも、未だに我ばかりが強く、結局は表面上の移ろいにしか眼を向けられていない証左なのかも知れません。
移ろい_e0101258_9335120.jpg
PEN-F/ E.Zuiko25mm 1:4.0
開放 1/500 Kodak GOLD100
Commented by a-path at 2013-04-21 23:59
こんばんは。 
植物のある風景も、いつも楽しみに拝見しています。
藤の花の写真を挟む縦位置の2枚の背景のありかた、眼の端に捉えている感じがリアルですね。
横断歩道上の人など…
そして、間の横位置の1枚は切り取りがかえって空間を感じさせます。
街の雰囲気の中で藤が爽やかですね。 
Commented by yy2828yy at 2013-04-22 19:48
a-pathさん、
藤の花はなかなか色が出にくく、しかもこういう状況では苦しいのですが、なんとか...
実はこのフェンスの下を阪神電車が走っているのですが、意外なところに繁っているのが面白く撮ったモノです。
ご覧いただいている八重桜は実は鉢植えなんです。
大抵の人はそうは想わないだろうと...
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by yy2828yy | 2013-04-21 09:40 | Film | Comments(2)