2013年 04月 21日
移ろい
朝方に見掛けたのに、夕方にはもうなくなっている一輪のヒナゲシの花弁。
それらをあちこちに見ながらの日々が一週間も過ぎれば、最早ヒナゲシの存在そのものが希薄になってしまいます。
そして代わりに私の眼は痛いほどの黄緑を発する樹々の葉に引きつけられるのでしょう。
f4 1/500 Kodak GOLD100
開放 1/125 Kodak GOLD100
開放 1/250 Kodak GOLD100
f4 1/500 Kodak GOLD100
草花や樹が好きなわけも、さほどに綺麗だという気持があるわけでもありません。
ただ、当り前かつ定まっているような日常の中で確として在るその存在に一瞬を想うからこそ、立ち止まりカメラを向けずにはいられないようには想っています。
一方で、(所詮自分が撮ったものなど五十歩百歩だとは自覚しつつも)自身の中でのこういった類のイメージのヒエラルキーは些か低めです。
いろいろ考え想っているようでも、未だに我ばかりが強く、結局は表面上の移ろいにしか眼を向けられていない証左なのかも知れません。
開放 1/500 Kodak GOLD100
植物のある風景も、いつも楽しみに拝見しています。
藤の花の写真を挟む縦位置の2枚の背景のありかた、眼の端に捉えている感じがリアルですね。
横断歩道上の人など…
そして、間の横位置の1枚は切り取りがかえって空間を感じさせます。
街の雰囲気の中で藤が爽やかですね。
藤の花はなかなか色が出にくく、しかもこういう状況では苦しいのですが、なんとか...
実はこのフェンスの下を阪神電車が走っているのですが、意外なところに繁っているのが面白く撮ったモノです。
ご覧いただいている八重桜は実は鉢植えなんです。
大抵の人はそうは想わないだろうと...