2012年 10月 20日
乗り切れぬ時
私にとってみれば、カメラを携えて外出するのは、携帯電話をそうするよりずっと昔からやっていることであります。
ですから、カメラを携えるからといっても、最早望みも予感もないといえるでしょう。
f2.8 Auto +0.7EV Kodak GOLD100
開放 Auto +1EV Kodak GOLD100
もちろん、それでも、何かに心が動き撮影に繋がる日の方が辛うじてでも多いから、明日もまたカメラを携えて出て行けるわけです。
ただこんな私でも、出かける前に「今日は何も撮れないだろうな」という気になり、鞄の重みが気にかかることが稀にあります。
そんな時に「マクロレンズを取り付けたボディを1台、鞄に放り込む」なんてことをやって出かけると、今回のようなコマが1本のフィルムに一定数続くことになるようです。
ま、乗り切れぬ時は、こんな具合にしてバランスを取っているのかも知れませんね。
開放 Auto +0.7EV Kodak GOLD100
日常と少し離れた視点を持つ事で、どこかバランスさせているような気がします。
予感がないといいましたが、要するに漫然と観る眼の調子が悪いことが分るんだと思います。
このことは、出かける前にごく当り前に眼に入る室内のモノの見え方から判断しているのではないかと。
ま、以上はこじつけかも知れませんが、同じ50mmでもマクロを選べば、自ずと意識はモノに近寄って観ることに注がれます。
かつて虫採り少年の頃は、もっと眼が良くて瞬時に見出し、離れたところからでもクローズアップできたのですが...
今は「あれ、なんかあるな」と気付いて近寄る感じ...これが意識ですね。