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鞄の中身 かばん の なかみ : 出かける時は、どうも手ぶらじゃダメ…そんな私の鞄には…?

F2.8の魅力

ご案内のとおり、OM用Zuiko単焦点レンズには、遍く2つのクラスが揃っています。
21mmから100mmの焦点距離が隈なくF2の明るさで揃うというOM-SYSTEMの特色に加えて、明るさをF2.8やF3.5に抑えつつ小型軽量という特性をより活かすためのラインアップも用意されているというわけです。
これら2つのラインアップに対して、「OM用のZuikoは小型軽量が売りだから、少し明るさを抑えたレンズの方がボディに適う」という人は少なくありません。
ただ、私は敢えて明るさ優先で選んできました。
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OM40/ Zuiko35mm 1:2.8
f4 Auto Kodak ProFoto XL100

確かにF2.8級はF小さく軽いのですが、といってF2が極端に大きくなるわけではないように感じるからです。
例えば、「全長43mm・最大径60mm・重量240g」の<Zuiko35mm F2>に対して、<Zuiko35mm F2.8>の「全長33mm・最大径59mm・重量175g」という数値を並べれば、どういう印象を持つでしょうか。
確かにこの比較では、数値に表れないボディとの微妙なバランス差は分りません。
フィルター径だって55mmと49mmの違いがあるのですから。
しかしそれでも、1段分の明るさの余裕を想えば、ちょっとくらいの小型軽量を捨てることなど、少なくとも私には何の問題もないことです。
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OM40/ Zuiko35mm 1:2.8
f8 Auto Kodak ProFoto XL100

ただこれは、交換レンズなどおいそれと買うことができず、二択しか赦されていない頃の話。
それなりにレンズの数が殖えた今となっては、多少状況も違ってきます。
もちろん、選ぶのは九分九厘明るい方ですが、防湿庫に入ったままでは気の毒だとの気持から、ごくごくたまに持ち出すようになりました。
特に、絞らなければならない夏の昼間なら、逆にF2級を持ち出す理由はなくなります。
そんなわけで、もともと出番の少ない焦点距離の「暗く、小さい方」を持ち出してみました。
思いの外とするべきは、ちょっと軟派な<OM40>にはこの程度が良く似合ったこと、そして、とても好ましいボケを見せてくれたことです。
F2.8の魅力_e0101258_1957419.jpg
OM40/ Zuiko35mm 1:2.8
開放 Auto +1EV Kodak ProFoto XL100
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by yy2828yy | 2012-08-15 20:03 | Film | Comments(0)