2012年 04月 23日
フィルムを月に1本使うの会:12.03テーマ=春眠
春だからといって寝坊する(したくなる)ことはない私でも、そういった気配は人一倍感じるつもりです。
そして、犬や猫などが陽だまりで‥という長閑さを伴うシーンを定番のように想うわけです。
一方で、冬季以外は不平をいっている私にとって、春は好ましくない季節の一つです。
否、冬にとって変わることから、最も忌み嫌っているともいえるでしょう。
単に私は季節の巡りに対して「憎き敵」と逆恨みしているだけでなく、気怠いぬるさ漂う空気感がいけないのです。
これが心身へ倦怠感という実害をもたらします。
ただこんな実害は、春を望まない少数派の私にだけではなく、春を待つ多くの人たちにも、実はもたらされるのではないでしょうか。
倦怠感がもたらされるからこそ、暁を覚えぬほどの春眠に陥るはずなのです。
とまれ、そんなダルく、ピリッとしない雰囲気や空気感が拝見できたら‥というのが、お題とさせていただいた意図の“裏面”です。
いうまでもなく、“表面”は「定番的長閑さ」ですが、それだけに自ずと激戦ともなりましょう。
もとより私には、千載一遇のチャンスを求める根気も、好機をモノにする腕もありませんので、今回も専ら裏路線というわけです。
f4 1/500 Kodak ProFoto XL100