鞄の中身

悴んだ‥

昨年から‥かれこれ2ヶ月ほどフィルムが入ったままになっていた<Nikon F>を久しぶりに持ち出してみました。
別に、七草の日にカメラの方はよりコッテリしようとの意図があったわけではありません。
16時過ぎに出発し、少し長くなった日を感じながら1時間程度に及ぶ近所巡りとなりました。
残り10コマ分ほどだったフィルムは思いのほか早く撮り終えたのですが、「Nカメラ店」の入口ドアを開けた時には、手がかなり悴んでいるのを自覚していました。

F/ Ai Nikkor 28mm 1:2.0
f5.6 1/125 Kodak ProFoto XL100

気温が低いのは大歓迎でも、冬の日の金属カメラには何時も悩まされるものです。
ただ、自分にとってよくあるはずのことなのに、昨日はかなり堪えていました。
大きめのボディを鞄から出し入れする面倒を嫌って手に持ち歩いたこと、
にも関わらず大きめのボディは私の手にピッタリとは収まらなかったこと、
そして所持する殆どの金属カメラの中でも筋金入のような質感、
等々も相俟って、左手の感覚がかなり怪しくなっておりました。
巻き戻しの操作をするのは右手が主ですが、実に覚束ない感じでゴソゴソやるのを見守るご主人に、
「すっかり手が悴んでしまって‥」
低温による影響について私が弱音を吐く様子は、ご主人には珍しく愉快だったのかも知れません。
「へぇ、悴むんですか‥」と微笑むご主人に、
「いや、<OM-1>や<OM-2>の巻戻しクランクは操作しやすいとつくづく感じますねぇ」なんて負け惜しみにもならぬことをいう私でした。

このことは多分に「慣れ」の問題を包含しているとは思います。
それでも、OMにはない「安心と緊張」を提供してくれるのがこのカメラの魅力なので、これからも好んで味わい続けるでしょう。
ただし、私が満足できるような外気温の時(特に風の強い)、ともに外出するのはなるべくしないでおくことにします。
F/ Ai Nikkor 28mm 1:2.0
開放 1/500 Kodak ProFoto XL100

さて、今回のフィルムは、ほとんど<AiNikkor28mmF2>で通しました。
これも少し前に実家から“拝借”してきたものです。
少し長めの筐体からは、「ちょっと旧い広角レンズ」という感を受けます。
フードも浅めで「大丈夫?」という感じ。
そのせいでもないでしょうが、驚異の近接撮影ができる<AiNikkor28mmF2.8>の方を推す向きが多いようです。
ところが、ところが、結果は「流石は天下のNikkor」を十二分に伝えてくれたように思います。
ま、私的には<Nikon F>とのバランスがいいことの方が嬉しいのですが。

なお、今回の1本にはOMとの撮り較べの数カットも含まれています。
折を見て、比較をご覧いただこうかと考えておりますので、どうぞご期待ください。
F/ Ai Nikkor 28mm 1:2.0
f4 1/250 Kodak ProFoto XL100
by yy2828yy | 2012-01-08 08:32 | Film | Trackback | Comments(0)
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