2011年 05月 21日
Good Vibration
やっぱり私はこっちの方がより好みです。
巻き上げには2回のレバー操作を要しますが(ハーフ判のくせになんでや!?)、角度が小さく軽いので、スムーズでリズムを取りやすく感じられます。
使わないセルフタイマーのレバーがないのも有り難いし、シャッター速度ダイヤルもエンドレスに回ってくれます。
今後、「保険」を物色するなら、<PEN-F>の方に専念するでしょうね。
f2 1/250 Kodak Ektar100
35mm判換算で55mmという半端な焦点距離も、なんだかんだいいながらもフィルム2本も撮れば、相応に自分の画角になりつつあるのを感じます。
未だピタッとは決まらない5mmの差も、一呼吸入れさえすればなんとか大丈夫。
基本的には半歩下がるような気分でいればいいようです。
一方、切り取ると決めた時は、もう半歩前に出る余裕が持てます。
<F.Zuiko38mm F1.8>の最短撮影距離35cmというのは、相当に威力を発揮するもので、この点においてはOM用の<Zuiko40mm F2>と似たような気持といえばいいでしょうか。
前回、前々回と紹介した<Ai Nikkor45mm F2.8P>の場合、焦点距離は問題ないのですが、最短撮影距離45cmというのが半歩前には繋がらず、しばしば肩透かしを食らったような気になったものです。
焦点距離の長短による半歩の寄り引き、最短撮影距離の長短による寄り引き、これらが表裏一体として自分の身に染みつかない限り、何処かに他所行きの感は漂うものです。
開放 1/60 Kodak Ektar100
f2.8 1/250 Kodak Ektar100
ハーフサイズでも、寄れるだけに背景は思った以上に大きくボケます。
F1.8の大口径でこれだけ近接ができれば、38mmの焦点距離とてバカにしたものではなく、現像済のスリーブには、奇しくも師匠風がチラホラと(遠く及ばぬのはいわずもがな)。
この世にOMよりも軽快に撮れるカメラがあることを今さらながらに噛み締めれば噛み締めるほど、やっぱり広角レンズは欲しいところです。
<G.Zuiko20mm F3.5>との2本態勢が整えば、軽快さがもたらす自由を存分に満喫できるとの確信があるのですが…
f2 1/500 Kodak Ektar100
そして広角に玉が少ないという問題も、なんとなく似ていますね。
標準たるレンズがやや狭角気味な事も併せ、かなり切実な問題と感じています、、、が、20mmはあまりに玉が少なく、また高価です。
しばらくは手も足も出せないので、ちょっと誤摩化しを行う予定です(^^;
Fは操作した事がないのですが、正直Fの花文字は憧れでもあります。
ウチのレンズには花文字付キャップもないので余計に、です。
おっしゃるようなかの師ともダブるイメージですが、微妙に“広い”ような印象もあります。
しかし、これ、ハーフのFでの画なんですよね、、、。
いやはや。
OMでの巻上げを、3から4回の小刻み巻上げで行っているのが常ですので、おっしゃる通り、リズムを楽しむという事がありますね。よさそうですね、2アクション。
軽快に楽しまれておられますが、ファインダーはどうですか?
思うのですが、ハーフカメラと35ミリでは排気量の違うバイクに乗る事に似ているような。大きなバイクでも走り出すと軽快。
デジタルカメラなら解像度を下げて枚数を多くと云う事がハーフという事になりますね。大判並からポケットカメラサイズまで、データ量を調節できるなんて、大型エンジンを積んだ手軽なスクーターといった感じで。おもしろくないバイクですね。
そのことを書こうと思っていたところです。
しかし、考えてみれば、4/3でなくても良かったものと考えます。
せっかく<PEN>という成功、そしてやり切れなかった前例があったのに。
<PEN-F>は仰るように花文字もいいし、シンプルなのがいいです。
キャップは確かにばかばかしいほどに高価ですね。
インチキPENに付いてきた限定品は早々に売っぱらいましたが…
また触れると思いますが、正位置に構えたら縦というのが最大の違いです。
このシステムには中望遠の明るくいいレンズが多いのですが、その活用という点でも理に適っている気もします。
ま、一度是非…
自分で買ったものではないので、浪費する楽しみはセットになっていませんが、その分気楽に愉しめているようです。
今、OLYMPUSでも高価な部類のカメラだと思いますが、是非入手してみてください。
必ずやお気に召すことと…