2011年 04月 13日
新記録樹立
ところが、ことが不名誉な場合に人はどうするか、の面白い例を、今われわれは目の当たりにしています。
よりアホ臭く、おかしいのは、どうやらこの記録認定は自己申告に基づくようだということ。
だから申告の訂正なんてのもいくらでもアリのようです。
このたびの原子力発電所崩壊という人災の深刻度について、一度は凡庸な記録にとどめようとしたものの、他所から怪訝な眼で見られて、さすがに誤魔化し通せないと思ったのか、シラッと訂正したということです。
この訂正とて「新記録」を認めたわけではなく、敢えて「タイ記録」に止めようというもの。
そればかりではなく、あろうことか「過去の記録は基準が間違っており、自身の記録はまだまだ及ばない」という、「日本人の美徳とされる控えめな態度」を装っている有様です。
f4 1/125 FUJICOLOR100
自身の非を認めることもなく、過去の惨事であるスリーマイル、チェルノブイリをバカの一つ覚えのように引き合いに出し、今回の福島と何が違うかをとうとうと語り続ける御用学者。
アホらしすぎて欠伸も出ません。
よくもまあこんな役立たずが、一体何匹いるのかと驚きます。
斯様にインチキな輩がいけしゃあしゃあとデカい顔を晒していること、そして、こんなのに毎日意見を求めるバカが後を絶たないことに呆れるばかりです。
事故の発覚後以降、こんな愚を相も変わらず続けていますが、連中の言動で特別な進展が得られたことなど何もなかったのです。
かくなる無意味を続けるということは、逆に、こうすることによって誰が何の得をするのかが透けて見えようというもの。
f8 1/250 FUJICOLOR100
f4 1/250 FUJICOLOR100
f8 1/250 FUJICOLOR100
「スリーマイル、チェルノブイリそれぞれとの違い」なんてことはオマエらに教えてもらわなくてもみんな知ってます。
起こった時期、場所、国が違う、ただそれだけのことなんです。
敢えて付け加えるとしたら、有事に対する政府とかいう団体の力量でしょうか。
こんな唾棄すべき輩どもでも、もし五分ほどの魂があるなら、みんなして「レベル10」くらいの認定を求めて事の深刻さを世界中に申告すべきでしょう。
その時こそは、控えめにならずに声高に主張すればいいのです。
「“優秀なわれわれ”でも御することのできない原子力発電なんてもうダメです、と。
こうした方がはるかに万事を安定に導く近道も切り開けようというものです。
f5.6 1/250 FUJICOLOR100