2011年 02月 12日
Shots from Snow Rendez-Vous(OM-2N+Zuiko28mm)
私としては考えられないほどの重装備ですが、年に1度あるかないかの大事ですから、かなり頑張りました。
<E-3>では「雪が降ったぞ」という状況を残すことに専念し、OMではそれぞれ付いたレンズでの心象を撮ることにしたのです。
そんなわけで、今回は<OM-2N>による雪のイメージです。
雪なので、レンズの交換は基本的にナシ。
28mm担当が<OM-2N>だったということです。
f4 Auto Solaris200
開放 Auto +1EV Solaris200
ところで、今回選んだOMボディは、それぞれ入っているフィルムが終わりに近かったからです。
そのため、<OM-2N>に入っていたフィルムは昨日のうちに撮り終わり、現像も上がりました。
一方<OM-4>の方も、今日撮り終わり、現像済ネガはもう手元にあります。
デジタルがすぐに撮ったモノが見られるといったところで、所詮コンピューターがないところではどうにもなりません。
その点フィルムなら、カメラ以外の余分なモノがなくても、自身がラボにたどり着きさえすれば、1時間も待つと「出来上がった写真」を手にすることができるのです(普通、こんな忙しいことはしませんが)。
デジタルがアドバンテージを謳う「便利さ」も、こうなると一概にはいえないような気がしますね。
ともあれ、この地に足が着いた感を併せ持った、安心で便利なフィルムの環境を絶対に喪ってはいけないと思うばかりです。
f4 Auto +1.66EV Solaris200
雪景色が素晴らしいですね。神戸の風景とは思えない、何処か雪国のようです。ベンチフェチな私は2枚目を見て自分も撮りたいと羨ましくおもいました。(同じようには無理ですが・・・)
フィルムのアドバンテージについて触れられてますが、私も同感です。付け加えるとするならば安心感はフィルムの方が断然勝っていると思います。デジタルビデオを編集してDVDに焼いていたのが読み込み不能になっているのがありました。DVDも100%信用できないと思いました。
ほんとうの街中はなんともないのですが、神戸は北に15分程度歩くと山の立ち上がりに達するほど山が近いですからね。
かくしてすぐ下に普通の街を見下ろしながら、雪を愉しめるわけです。
六甲も裏の方にいけばすごいのでしょうが、その気はありません故、これで満足というところです。
土台、物体を信じる者にとっては、デジタルはアナログの比ではありません。
そして写真というものの本質は「二次元としてそこにあるもの」だと私は思います。
それが手にできる方がより多くのメリットがあると考えます。