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鞄の中身 かばん の なかみ : 出かける時は、どうも手ぶらじゃダメ…そんな私の鞄には…?

Cool Red

今年初めてのモミジ。
近所にある神社裏のせせこましいところに1本生育しているのが、毎年なかなか見事な紅葉を見せてくれるのです(ex.昨年)。
雨降りになったので、敢えて夕方見に行って撮ったものですが、近頃フィルムが多いせいか、まさにホヤホヤのイメージを見ているという感を強く持ちます。
この数日で一気に彩りを増したことが分かるものの、盛りにはまだ…ただ、葉の先が黒っぽく縒れているのが意外に多く、この分だとあまり先の期待もできないかも知れません。



Cool Red_e0101258_1912755.jpg
E-3/ Zuiko100mm 1:2.0
絞り優先AE: 開放 -0.3EV

久しぶりに<E-3>が相棒でした。
「まだ使ってますよ」というアピールのつもりでも、はたまた、雨にOMを濡らすのがイヤだったわけでもなく、ごちゃごちゃしたところなので、長めのレンズで切り取りたかったのです。
加えて、明るさの問題もありました。
雨天の夕刻16時過ぎで、せいぜいEV8が望めるくらいの条件でしたから、手持ちの中からは<Zuiko85mm>か<Zuiko100mm>以外考えられず、開放でのシャープさと近接能力の点から100mmの方を選択しました。
Cool Red_e0101258_1911614.jpg
E-3/ Zuiko100mm 1:2.0
絞り優先AE: 開放 -0.3EV

現場では案の定、オートに設定している感度は上限の200となり、シャッター速度も1/60程度しか得られませんでした。
しかし、まさに恐るべきは<E-3>の手ぶれ補正…8カットほど撮った中で基本的な失敗はゼロでした。
望遠になると途端に歩留まりが悪くなる私の力では、OMで100mmのまま絞り開放で臨んでいても、間違いなくブレカットの山が量産されていたことでしょう。
Cool Red_e0101258_191472.jpg
E-3/ Zuiko100mm 1:2.0
絞り優先AE: 開放 -0.3EV

小型で軽量のF2級レンズを早々に揃えられなかったのが、E-Systemの失敗の基だったことを、今さらながら残念に思うばかりです。
こう7年間訴え続け、裏切られた今なお未練を隠せないのは、処々に優秀な部分があり、意図を持って狙えばそれなりに応えてくれる、信頼に足る性能を有しているからこそでしょう。
システムとしては、原理主義者のごとく掲げた4/3によってがんじがらめにされ、所詮は自分たちで撮るということをろくにしない人たちによって迷走に終始したというほかないわけですが。
Cool Red_e0101258_1904936.jpg
E-3/ Zuiko100mm 1:2.0
絞り優先AE: 開放 -0.3EV

Commented by KUZU at 2010-11-23 11:01 x
オリンパス自慢の強力な手ブレ補正は未だに使ったことがありませんが、やはり望遠域のレンズを使う時や、光量が十分に望めない時は、やはり手ブレ補正は欲しくなりますね。
以前使っていたVARIO-ELMARITは、日中はMEGA O.I.S.はオフでしたが、日が落ちてきたらよくお世話になっていました。
ただ、ボディ内の方が、レンズも小型・軽量化し易かったでしょうし、設計の自由度は増すと思います。
仰るように、F2クラスでのコンパクトな単焦点レンズ群を早々に出せなかったということは、立ち上げた後に、自らのシステムに足下を掬われた結果なのかもしれません。
今のオリンパス内で、実際に写真を撮る人は、一体どれ程いるのでしょうか。
Commented by yy2828yy at 2010-11-23 18:49
KUZUさん、
ハッキリ言って、大概が私にはもうどうでもいいことではあります。
どんどん衰退していくであろう一眼レフの世界で今できていないことは、今後も無理でしょう。

正しい順番をいえば、明るいレンズ→高感度→手ぶれ補正となるべきで、要するに手ぶれ補正というのは最後の手段でしょう。
明るいレンズに手ぶれ補正が加わることによって、可能となる幅が拡がるのでなければ、本来はいけないのだと思います。
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by yy2828yy | 2010-11-22 20:44 | "Pond of Sighs" | Comments(2)