2010年 02月 09日
フィルムを月に1本使うの会:テーマ=光源
昔から蛍光灯が嫌いで、対して電球が好きでした。
何時からかまではよく分からないものの、幼い頃からそうだったと思います。
今でこそ、色んな色合いの蛍光灯が出回っていますが、昔は青っぽく冷たい色のほぼ一種類しかなく、暖色系の電球に、より柔らかな感じを受けるのは自然だったのではないでしょうか。
私の場合、写真を撮るようになってから、この好き嫌いの傾向がより強まったようです。
デジタルによるホワイトバランス調整など考えられなかったフィルムの時代には、本体にいったんデイライトタイプのフィルムを入れてしまうとそれまで。
夕陽の時間に撮れば、全体に赤っぽい画像になったし、晴天でも日影で撮れば、青っぽい画像になったものです。
つまり、「晴天南中時の色温度」を基準にした結果を甘受しなければならなかったわけで、色温度がより低い電球下で撮れば、夕陽時の撮影以上に赤っぽい画像になったし、色温度がかなり高い蛍光灯下で撮れば、青緑、もしくは黄緑色にかぶったような画像になりました。
フィルターで修正という方法もなくはないようですが、そんな面倒なことなどやってはいられなかったので、私の中では、これらは当然の甘受すべきルールになりました。
そして、電球下では普通に撮影をしても、蛍光灯は忌み避けるモノとなっていったのです。
デジタルカメラを使うようになって最も驚いたのが、どんな光源の下で撮っても(複数の光源が混じっていても)、そう悪い感じにならずに「写る」ということでした。
大嫌いな蛍光灯下でも、より自然に薄汚くないように撮れるのです。
よって、デジタルでは自ずと、蛍光灯下でもそれほど構わず、意識せずに撮っています。
そんな蛍光灯の下で、薄汚い感じの色を、敢えて意識して撮ったのが今回のものです。
相変わらずイヤな色だと感じる気持には変わりありませんが、なんだか懐かしいように思えもします。
もうかなり前から、色んな色合の蛍光灯が出回り、今回のようなまさに「コテコテの蛍光灯」といった風情のモノが減っているせいかもしれませんね。
ただ、「電球色の蛍光灯」なんていわれても私はダメですね。
すんなりと蛍光灯に置き換えることなどできません。
最早風前の灯火といった状況の電球ではありますが、この手に入る限り使い続けるつもりです。
F2.8 1/8 FUJI RDPIII
お待ちしておりました(^^
光源の捉え方にもいろいろあるものだと改めて。
なにより絵画的な描き込みが感じられる一枚ですね。
ありがとうございます。
早くあなたともご一緒したかったのですが、
どうせなら・・と狙っておりました。
地下街への通路で撮りましたが、
おっさんが登ってこなければ絵にはなりませんでしたね。
ハヤる気持を抑えて、手ぶれしないようにだけ留意しました。
お世話になっております。
初めての参加、なんとか果たせました。
尤も、これは手段でしかないので・・
今、2台のOM-2Nにフィルムが入っているので、少なくとも今月は二本消費ですね。
しかし、うーん、こんな写真ばかりでは無駄に使っているような気も・・