2009年 08月 08日
体温
暑くて家から出たくないのですが、日に一度は気張ってでも外に出ないことには、このまま冬が来るまで家から出られなくなるような気がして、心身に鞭を打つようにして散歩に出かけます。
こんな折に況してやカメラを携えて行くなんて、まさに「行」だというのには賛同しますが、私にとっては最早、「業」といったものなのかも知れません。
F: 22mm 絞り優先AE: 開放 -0.7EV
F: 14mm 絞り優先AE: f4.5 -0.7EV
絞り優先AE: f2.8 -0.7EV
ただ、こんな時によく分るのは、動くのが大儀な場合の眼の動きといいましょうか・・少し遠いモノの場合、ごく普通に行なわれる「ハッとしたらまず近付いて見ようとする」という基本を通り越して、最初からその場から切り取るレンズの眼になっているといえるでしょうか。
私の場合、こういうのが写慾が湧かないということになるんだと思います。
以前、撮れない時は眼が「拾い乞食」のようになっていると書いたことがありますが、それに近い状態だという気がします。
別に縦に構えるのすら億劫だったというわけではないのですが、珍しく今日は全て横位置にて。
F: 14mm 絞り優先AE: f3.5 -0.7EV
やることなすこと「やってられるか」状態になります。
そんなクダまきつつも、E-3持っていそいそと撮影したりするのは、業でしょうか(^^;
最後の一枚が、今回の分の雰囲気を特に伝えてきます。
私ならきっと、廃人のように歩くだけで、とても撮ったりはできなかったかと、、、。
私のズボンの後ろのポケットには、必ずバンダナが入っています。
街歩きでそれを巻いて歩くことはあまりしませんが、
どうしてもそのお世話にならなければならない時が、ひと夏に何度かあります。
仰る最後の1枚を撮る時がまさにそうでした。
28mmで平行を保って撮ろうとすると・・立ち止るだけで汗は余計に吹き出します。
汗で眼が見えなくなった時に、たまらず取り出した次第。